第2話

 文化祭当日


 俺たちの学校は少し特別で、本校舎で文化祭をしない。その為、道具を運ぶ手間がある。


 だから朝から用意する必要がある。


 携帯には、

 見事にクラスメイト全員から今日休むと連絡が入った。


 嵌められたんだ。


 きっと今までの付けが来たんだ。


 俺は真面目で頑張り過ぎる自分を悔やんだ。

 

ーーーーーーーーーーー


 「おい、クソ兄貴!!」


「・・・」


「だから、クソ兄貴!!せっかく出し物を見に行ったのに、やってないってどう言うことなんだよ??」


「・・・」


俺は妹を無視して自分の部屋に入った。

 

 部屋に入り、俺は文化祭のTシャツやハチマキ等を全てゴミ袋にまとめた。


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