にんにく


にんにく。


にんにくはおいしい。

彼がいると旨みが増す。

いやもしかしたら彼女かもしれない。


きめつけはいけないなと反省だ。


にんにく。


よくよく考えると

大人になって意識し始めた存在だ。


姿、形、使い方、すべて大人になってから認識した。


きっとこれは私だけじゃないはずだ。

小学生でにんにく大好きなんて聞いたことがない。


でもどこかにそんな小学生もいるかもしれない。

きっと大人びた小学生だ。


これまた決めつけはよくない。がそんな気がする。


にんにく。


いつもそっと存在する。たまにはガツンと存在する。

ただ9.9割は名脇役。

メインではない。

最優秀助演賞。


にんにく。


パワーがでる。

と言われている。

まだ直接的に実感したことはない。

ただそう言われるとそんな気もしてくる。

病は気から。ならぬパワーは気から。

そんな説を唱えておこう。


ただ、


ただ、


ひとつだけ


ひっひとつだけ


私を悩ませる。


それは、


翌日の匂いだ。


顔で、服装で、繕おうが、


匂いはどうもごまかせない。


だから私は


にんにくを食べる日


明日の自分にごめんなさい。と断りをいれる。


たまに翌日怒られたりする。

これなら食べなかったのに! 

みたいな展開があったりする。


つまりリスクを伴うのだ。


きょうもリスクを抱えにんにくを摂取した。


なんてスリリング。


明日はきっとパワーもりもり。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る