f

凪瀬涙

近くに来ると

かすみ薫る あの ヒカリみたいな

やわらかい僕の僕だけの血液

痛み止めみたいな僕の画鋲

はらりといなくならないように

壊れるかもしれないそれに生を受けて

壊れそうな温かい風を頬に感じて

握りしめました それを

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

f 凪瀬涙 @namidachan

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る