11月15日 文学フリマ東京37を振り返って①

 こんにちは! 瀬名那奈世です。文学フリマ東京37ありがとうございました!! 



 私にとって初めてのチャレンジでしたが、とっても、とーっても楽しかったです。『今年やりたいこと』がしっかり叶いました。疲れも取れて冷静になってきたところで、ここから数回を使って振り返りをしていきたいと思います。



 今回は持ち物と売上編です!!



【お釣り】


100円玉 75枚(7500円分)

500円玉 2枚(1000円分)


 百円玉は、準備したお釣りケースに入るのがMAX75枚だったのでこの額にしました。五百円玉はたまたま持っていた分だけです。


 お札のお釣りはいらないだろう読みだったので、自分のお財布に1000円札が7枚入っていただけになります。結果、一人だけ一万円札を使った方がいらっしゃったので、売り子さんのお財布から2000円分借りて9000円分千円札で渡しました。よかった……!!


 かくいう私も、今回の文学フリマ中、どうしても千円札や小銭が足りなくなってしまって一万円札でお買い物をしました。あれなんですよ、文学フリマって素敵な本がいっぱいあるし財布の紐緩みまくってるのでポンポン買っちゃって、「予定よりもいっぱい買っちゃった……! もう小銭ない……どうしよう」状態になりやすいのかな、と思います。


 あと、本当にこういう同人イベントが初めてだと『お釣りがなるべく出ないように』っていう意識を持つのもなかなか難しいように思います(5月に私が文学フリマ東京36に参加した時もあまり意識できていませんでした。出店する側になって初めて『お釣り』を考えるようになりました)。


 一万円札ならあるんだけど……ってお客様にも、できるだけ買っていただきたいなと私は思うので、次は千円札のお釣りも二万円分くらい用意できればいいなあと思いました。使わなければ自分がお買い物する時に使えますし笑


 幸い(?)私はよく病院に行くので、文学フリマに出るって決めた時から現金が崩れた時にチマチマ貯めておけば、わざわざ両替に行く必要もない額かな、と思います。


 ちなみに、ネットで調べると初めから『お札のお釣りはありません』という表示を置いておく、という手もあるみたいです。これでも全然いいと思います。


 お札のお釣りについては、できるだけ準備しておいて、なくなったら『お札のお釣りはありません』という表示を出すのが妥当かもしれませんね。


 小銭のお釣りは余裕でした! これは買ってくれる人の数にもよるのでなんとも言えませんが、百円玉はあればあるだけ安心ですね。余ったら自分の買い物にも使えますし……!!!


 コインケースに入れたまま次回の出店に使いまわすこともできますので、最初にある程度まとまった額を用意しておくと後が楽かなと思います。



【持っていった展示用アイテム・事務用品】


◯机に敷く布

◯見本誌を立てるやつ×2

◯メモスタンド

◯商品の名前と値段を書いたカード×2

◯ショップの名前やSNSのアカウントを書いたカード

◯見本誌のカバー(A5用とA6用の二種類)

◯それぞれの作品のA4サイズのポスター(あらすじ付き)

●購入してもらった本を入れる袋(A5用とA6用の二種類)

●メッセージカード(売る本の冊数分)

●メッセージカード用の白ペン

●黒ボールペン×2

●小銭トレー

●マスキングテープ

●お釣りケース

●ハサミ

●カッター

●ゴミ袋

●持ち帰る本用の袋

●持ち帰る本を縛るための紐

●ガムテープ


 ◯印は机の上に置いておくもの、●印は机の下や裏に置いておいて本を買っていただいた時や設営・撤収の際に使うものになります。設営の完成系はX(旧Twitter)で公開したので気になる方は覗いてみてください! 宅配搬入・搬出を利用すれば最低限これでいけると思います。「もっとこれを用意すればよかった!」みたいなのはまた次回詳しく振り返りたいと思います。



【売上編】


 で、結局何冊売れたんや?! って話ですよね笑


 少々野暮ですが、ここをしっかり言わないと文フリ初心者さんのためにならないのでちゃんと公開しますよ……!!! いざ!!



◯『さかなのあしあと』(A5サイズ・ALLジャンル短編集・900円)→5冊


 ◯『月の沙漠』(A6サイズ・BL中編とブロマンス中編を収録・700円)→6冊



 ということで、計11冊、8700円の売り上げでした!!! 購入してくれた皆さん、ありがとう!!!!


 在庫としては『さかなのあしあと』17冊、『月の沙漠』20冊で持っていきましたが、人通り的にそんなにいらなかったかな? という感じです。


 そもそもジャンルをBLで出したので、ブースの前を通るのは文学フリマに来ている人の中でもBLに興味のある人、ってことになります。結構数が絞られると思います。


 あと、私がそうだったのですが、友だちや恋人と来てると興味があってもちょっと寄りずらいんですよね……BL系の通り……。大好きなんですけど、身内にはまだまだオープンにしずらい性癖だと思います。実際私、自分の作品のあらすじやジャンルを家族に見せることができていません笑


 実際に買って下さった方も、文学フリマ前から相互フォローで繋がっていた方や、同じBL系のジャンルで出店している方だったりしました。ありがとうございました! 逆に自分も、設営の時にふらーっと同じジャンルの人たちを偵察して、「この作品、後で絶対買いに行くぞ……!」って決めたり笑 楽しかったです。


 ただ、会場を回った時の様子から考えても、純文学やエンタメ小説系の通りの方が盛り上がってる感じはしました。BLというジャンルで出す場合、会場で通りすがった人に買ってもらうというつもりでいるよりも、事前のSNS活動やウェブカタログで目星をつけてもらって買いに来てもらうという意識でいた方が在庫管理も上手くいくと思います。


 個人的には『さかなのあしあと』が『月の沙漠』と同じくらい売れたのが驚きでした。値段も千円に近いですし、これにはBL作品は入っていなくて、NLやブロマンスが中心だったので……。


 逆に言えば、BLにがっつり興味はないけれど通りすがって気になってくれた人が、「色々入ってるなら買ってみよう」と手に取ってくれたのかな、と思います。ありがたい限りです!! 『自分がメインにしているジャンルに興味がない人にもオススメできる本』が一冊あると、いいかもしれません。



 今回はここまで!

 次回は【文学フリマでやってよかったこと・やればよかったこと】を振り返っていきたいと思います!

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