第1話…②

いつものようにアヤネと登校する

雑貨屋のあった場所は

深い深い森に続く私道…

アヤネに急かされる

スズナ、どうしたの?

なんでもない…遅刻するよ


その日、アヤネは部活で

私は放課後の図書室で過ごしていた

時刻は逢魔が時…

うーん、そろそろ帰ろう

身支度し、校門をくぐり帰路にたつ

何かに引っ張られるように

森に向かう私道の前に佇んでいる

森が霧に包まれ、お菓子の家が現れる

スズナは立ちすくんだまま

小さな雑貨屋が現れる様子を見つめていた

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