第6話 ~6歳編 自己紹介……?~
親睦会って何をすればいいの⁉言いたいこといってさっさと帰るのはやめてくださいよ~‼……はぁ、ホントどうしよう。
「シャトル様、お互いのことを知るためにまず自己紹介をしませんか?ヴェール家に仕えているとはいえ、ほとんど会う機会がなかったので、お恥ずかしながらシャトル様のことをあまりご存じなくて……」
確かに。メイドさんがいるのはわかっていたけど、なんだかんだ言って初めて会う気がする……。
「そうですね、私もマリアさんのことよく知りたいですし!私はシャトル・ヴェール。6歳です。趣味はお父さんを倒すためにどうしたらいいかを考えることです!ものすごく楽しいです!いつもウッキウキで考えています!!ちなみに今は1031通りのストックがあります!!何かあったら言ってくださいね!!どんな相手にも効果的です!!」
「さすが、ノワール様(※シャトルのお父さん)の娘さんですね……。えっと、改めまして、メイドのマリアです。普段は他のメイドのサポートをしています。基本的な料理や掃除はできますので、今回この役に任命されました。どうぞよろしくお願いいたします」
「よろしくお願いします。あの……マリアさんってすごく大人っぽいですよね!どうしたら大人な性格になるんですか?お父さんがあれだからお手本になる人がいないので気になります」
……なんか遠くのほうでお父さんの悲しみオーラが滲み出ているような気もするけど気にしない‼お父さんに構っている暇なんてない‼
「大人っぽい……ですか?いつもこんな感じなのであまり意識したことがないのですが……」
いつかこんなセリフ言ってみたい~‼さすがマリアさんだ!
「……あの~ノワール様は親睦会とおしゃっていましたが、明日の予定を立てたいので話し合いをしませんか?やるからには完璧にしたいので‼」
ん……?あれ、お父さんの相手しすぎて疲れているのかな?マリアさんの後ろにものすごい勢いで燃える炎が見えるのですが……?もしかして、意外と熱血派……?
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