第357話 殺意
2025年6月5日(木)
最近やはりどうも、お腹の調子が宜しくなく、過敏性腸症候群のお薬「イリボー」を服用せざるを得ない日が続いていました。(本当はダメなのは分かっていますが、おそらく使用期限切れのお薬です)
そう言えば頭痛も多めかもしれないなと思いつつ、季節の変わり目ですし、天候も不安定ですし、そのせいだろうと。
でも、全ては例の、Nさんのせいだったのかもしれません。
毎日毎日彼女の機嫌を確認して、なるべく機嫌が良い時に仕事を依頼する。
仕事が絡んでいるので接触せざるを得ないのです。接触するなら、機嫌がいい時の方がいいに決まってます。機嫌が悪いと、ものすごく感じの悪い対応をされて、こちらのメンタルがやられるからです。
こういう訳で、疲れが少しずつ蓄積していたのでしょう。
思えばこれって、不機嫌ハラスメント=フキハラ、に該当すると思います。
さて、6月5日(木)。
わたしはこの日、彼女に明確な殺意を覚えました。
この日だけで、5、6回ほど、殺しています。
もちろん、頭の中だけで、です。
こんな人のために犯罪者になるなんてゴメンですからね。
どうやって殺したかと言えば。
・階段から突き落とす
・水の中に突き落とす
です。
刃物で刺すとか首を絞めるとか、嫌です。なるべく接触したくないので(笑)
何故に殺意を覚えたかと言えば、以下の事件が起こったからです。
午前中:Nさん担当の業務の結果が、わたしのチェックする結果と相違していたため、確認したところ逆切れ。
「私は言われたとおりにやってる」「私は間違ってない」
こんな主張で聞く耳を持たずに確認にも相談にもならないので、先輩に相談し、Nさんが対応すべきところを私が対応することに。
対応するに当たって資料を探していたら、
「書類ですか。データ保存してありますけど」
の一言。
わたしはその対応をしたこともなく、どこにデータが保存されているかも知らないのに、それっきり人に対応を丸投げ。
あまりに頭に来て怒鳴りたくなったので、先輩に断りをいれていったんその場を離れ、少しだけ落ち着いてから職場に戻り、状況を上司(派遣なので、上司は職場に常駐していないのです)にメール。これではとてもわたしの体調も持たないし、今後Nさんには何も指摘はできません、と。
そして対応を完了してお昼休みに。
(職場から離れた時に、2回ほど頭のなかで彼女を殺しました)
お昼休み:Nさんの顔も見たくない状況だったため、お昼をさっさと済ませて外出。ところがここで、とても嬉しい事が起こり、メンタルは一気に回復。
午後:Nさんのご機嫌は最高潮に悪く(笑)、先輩に電話を取りついで貰う時にも返事も無く無言とか、溜息と貧乏ゆすりは当たり前(これはほぼ毎日)、開けたキャビネットを荒々しくバタンバタン閉じたり、キータッチもかなりの勢いで打っていました。
午前中に対応したことを共有しなければいけないという思いはあったものの、こんな機嫌の悪さMAXの人に話しかけない人なんて、誰がいますかね。急ぐ話でもないし、Nさんの機嫌が良くなったら話そうと、わたしは放っておいたのです。
ところが、夕方。
「朝の件、どうなったのですかっ! なんで共有してくれないんですかっ! 私の担当なので、共有してくれないと困るんですけどっ!」
と食って掛かってきました。
わたしはもう、喉元まで
「お前の担当ならお前が対応しろよっ!」
と出掛かりましたが……派遣先=お客様の職場でもありますし、感情的になるのは良くないと飲み込み、
「そうですね、すみませんでした」
と謝りましたよ……腸は煮えくり返っていましたが。
それで済めばまだ良かったのですが、
「なんか、私が間違ったみたいな感じで進められるの困るんですけどっ! 私は言われたとおりにやってます、それが間違いなら――中略――いつルールを変えるんですか、もう決めたんですか、変えなくていいなら別に私はいいんですけどっ!」
と、私と、私より大先輩に食って掛かってきました。
正直、彼女は勘違いをしているようで、彼女が何をどうしたいと言っているのか訳が分からず、ふたりでぽかんとしていると
「なんで黙ってるんですかっ! 黙ってたら分からないんですけどっ!」
とまた食って掛かって来る始末です。
そこで仕方なく先輩が
「ちょっと考えます」
と言うと、ようやく気が済んだのか、足音も荒く席に戻って行きました。
……お昼休みに回復したメンタルが、またも大打撃です。
彼女に2回目の殺意を覚え、頭の中で何度も殺しました。
お腹の調子も一気に悪くなり、吐き気までしてきました。
怒りで血の気が引いている感じです。
ただ、この少し前に上司から、「今日、Nさんと面談します。詳細教えてくれますか」と返信が来ていたので、上司には午前中の事件の詳細を返信していました。
夕方:上司がやってきました。
メールを送ったあとの第2の事件について手短に説明し、「わたしはもうNさんとは話したくありません」と伝えました。その後、上司はNさんと面談をしたのですが、何を話したのかは分かりません。
面談から戻って来たNさんとは、目も合わせず口も利かずに、わたしは仕事を終えて退社しました。
職場を出て驚きました。
両腿が異様に重いのです!
わたしはストレスがお腹と腿に出るようなのですが、最近では腿の重さは良くなってきていたはずなのに……歩くのも一苦労なくらいに、両腿が重くて驚き、職場の先輩に、「明日、もしかしたらお休みするかもしれません」と伝えました。
すると先輩は、「明日はおやすみしてください」と。
そこでわたしは、お言葉に甘えて金曜日はお休みをいただいたのですが、1日なにもできませんでした。
Nさんへの殺意も収まらず、複数回、頭の中で殺しています(笑)
でも、夕方少し回復してきた時に、ふと思いました。
仮にも物書きのはしくれなら、これは書くべきことじゃないかな、と。
なので、Nさんの実態を元にしたお話を書くことに決めました。
タイトルは、「フキハラモンスター・吹原ふき子」です(爆)
フキハラ(不機嫌ハラスメント)って、意外に多いかもしれないですしね。あぁ、Nさんみたいなモンスター(多くの場合、フキハラをするのは上司のようです。Nさんはまだ入社から1年も経っていないど新人です)は、そう多くはないとは思いますけど。
わたしが本当に殺人を犯さないためにも(笑)、色々なものを吐き出しつつ、書いてみようと思います。
この殺意は、物語にして昇華しなければ……
ところで。
わたしは【適応障害によるうつ病】と診断されたのですが、なんとなく【うつ病】の部分は治ったように感じます。今は【適応障害】なんじゃないかなと。
Nさんと離れられさえすれば、もしかしたらこの【適応障害】も治るのかもしれない。
そんな気がしています。
わたしにとって、今の職場の唯一の欠点は、Nさんの存在なので。
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