第355話 久々に本が一冊読めました!

 2025年5月19日(月)~2025年5月25日(日)


 薬の量は変わらず。

 抗不安薬を、朝1錠、夜1錠。

 具合が悪ければ、頓服でも構わないとのことなので、常に持ち歩いています。


 木曜日。

 頓服すればよかった……と思う事件が起こりました。


 例の機嫌の波が激しい人の攻撃(?!)を受けたのです。

 それが、理不尽極まる攻撃というか、明後日の攻撃なのです。


 彼女がある業務をメインで担当することになったのですが、その業務は、先輩が長年担当していた業務でもあり、わたしはメインで担当したことは無いものの、概要は知っているという業務でした。なんせ、関連業務を長年こなしてきましたからね。概要くらいは知っていて当たり前の業務なのです。

 彼女の作業後にわたしがダブルチェックをしていたところ、気になる箇所があったため、一応先輩に対応を確認した後、先輩から彼女に


「○○が××で相違しているので、先方に電話をして経緯を確認してください」


 と指示をしました。

 ところが、彼女はどうも間違った知識で覚えてしまっていたらしく、しかもその知識が正しいと思い込んでいるようで、先輩とわたしが


「○○は××なんですよ」


 と伝えても、逆に


「○○は△△なんですよ。(そんなことも知らないんですか?)」


 的な感じで、超上から目線で先輩とわたしに【説明】をし始めたのです。


 あり得ますかね、こんな態度。

 わたしは今の職場では一応彼女よりは短いのでまぁいいとしても(それでも会社の在籍歴は長いですけどね、わたしの方が)、先輩に向かって何その態度。

 というか。


 お前、誰に向かって何を説明(しかも間違っている)してると思ってんだ?


 と。

 フツフツと怒りが。

 そして動悸が。


 ちょうどお昼休みになったので、最後に


「でも、○○は××なんです」


 とだけ伝えて、わたしはさっさとお昼休みに入りました。

 その後彼女は全然納得できていないようで、キータッチの音も荒々しく、どこだかへメールか何か打ってましたけど、わたしは気にせず自席でお昼ご飯を食べ始めて。

 なるべく視界に彼女の姿を入れないようにはしていたものの、どうしてもキータッチの音も聞こえてくるし、思い出すとドンドンと腹が立ってきてしまって。

 さっさと食べ終えて、外に出ました。もう、隣の席になんていたくないし、同じ部屋になんていたくないし、顔ももちろん見たくないし、同じ空気を吸うのもイヤ! ってなってしまったので(^^;


 結果的に、これが良かったようです。


 近くの本屋+雑貨屋さんに足を運び、何か面白い本は無いかと物色し始め。


『ルビンの壺が割れた』


 という本を買ってみました。作者さん(宿野かほる さん)は存じませんでしたが、帯とかを見て面白そうだなって思ったのです。

 本屋さんへ足を運んだのは久しぶりでしたが、雑貨も一緒になっているお店ということもあり、ワクワクも2倍で、いい気分転換になりました!

(少なくとも、本屋さんにいる間は、彼女のことは頭から排除されていましたし)


 お昼休み目いっぱい使って席に戻ると、彼女は普通に話しかけてきましたよ。


「これって、どこに電話して何を聞けばいいんですか?」


 って。

 ほんと、人の話なんにも聞いてねーなー、っていうか、なんで先輩に聞かないでわたしに聞くのかな、って思いながらも、そこは一応仕事なのでね。先輩からの指示をそのまま伝えてあげました。


 で、そんな奴の話はもういいとして。


『ルビンの壺が割れた』です。


 帰りの電車の中で少しだけ読んで(少し読んだところで混雑が激しくなり、読める状態じゃなくなってしまったのです)、夜寝る前に続きを。

 適応障害になってから、前に読んだことのある本は何冊か読みましたし、物語系ではない本であれば、少しずつ読むことはできていたのですけれども。

 全く読んだことのない本を読む、というのは久しぶりでした。

 また、文字が上滑りして読めなかったらどうしよう? という心配もあったのですけれども……


 なんと、スイスイ読むことができたのです!


 翌日も仕事だったので、途中で読むのをやめて寝ましたが、翌日は金曜日だったので、夜に残りを一気に読み終えました。

 面白かったですねぇ……なんていうか、ハラハラドキドキな、殺人や事故がドカドカと起こるような展開ではないものの、なんだろう? これなんだろう? という、続きが読みたくなるような展開で。

 もしかして、有名な本なのでしょうかね?

 もし、まだお読みでない方がいらっしゃいましたら、お勧めです♪


 そんな訳で。


 本が普通に読めるようになりました……嬉しい~!

 多分、読む速度は以前よりは遅いとは思うのですけれども、文字が上滑りしないで読めるというのは、普通のことながらも有難い事ですね。

 そして、最近人から言われて気づきました。


 最近なんか、よく週末出かけるよね?


 そうなのです。

 ここ最近、有難い事に色々とお誘いいただいたり、時にわたしからお誘いしたりして、週末に出かけることが多くなりました。

 以前は、よっぽど親しい人じゃないと、久々に会うとかもう億劫で仕方なかったのですが、それが楽しみだと感じるようになりました。

 人と会う事が億劫じゃない、というのは、いい兆しだと思うのです。


 少しずつ少しずつ、気づかない内に良くなっているものなんだなぁって、思いました(#^.^#)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る