走破
滴る汗の匂い
吹き抜ける風が心地いい
駆ける足の軽やかさ
走れ
走れ
私の限界まで
スピードに乗って繰り出す足が
一歩ずつ
確実にゴールへと向かう
そこには全てがあった
青春を掛けるだけの全てが
走り続ける
終わるまで
走る
走る
限界を超えて
ピッと体がテープを切った
終わってしまった心地よさに
私はぐったりと浸っていた
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