第12話 ひまわり支援マーク

 ひまわり支援マークについて、はたしてどれだけの人が知っているでしょうか? あまり広報をしていないように感じます。

 ロゴマークとかあれば、もっと一般的に広まるような気もするのですが、どうもそこらへんはアバウトなようです。

 濃いめの黄緑がベースで、あとはヒマワリがある感じです。発行しているところにより、ヒマワリが1つのところもあれば、複数の場合もあるようですね。

 

 では、ひまわり支援マークとは何なのでしょう?

 福岡空港のホームページには、次のように説明がされています。

『自閉症、認知症、 不安症、視覚障がい、聴覚障がいなどの、目に見えにくい障がい(隠れた障がい、目に見えない障がい)がある人に向けて作られたもので、2016年にイギリスの空港から始まり、現在世界18か国・83空港で採用』

 とても便利で、素晴らしいアイディアではないでしょうか?


『ヘルプマーク』と同じでは? と思った方がいらっしゃると思います。

 赤地のタグに、白い十字とハートのマークが入ったものです。最近では、見かけることが多くなったのではないでしょうか?

 実は混同している方が、わりといます。

『ヘルプマーク』については、次のような説明があります。

『義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としている方』となっています。

 一見すると、同じように感じるかもしれませんが、違うことがおわかりかと思います。

 大きく見れば、『ヘルプマーク』で『ひまわり支援マーク』を補えなくはありません。

『援助や配慮を必要としている方』という部分がヘルプマークの説明にありますから。

 ただ、やはり別々にした方が良いでしょう。

 妊婦と視覚障がいを、同一に扱うのは、少し無理があると思います。


 『ひまわり支援マーク』が、もっと一般的になれば、いまより配慮の仕方もスムーズになるかもしれません。


 現時点で『ひまわり支援マーク』は、一部の空港で配布。また、一部の団体が無料で渡したりもしているようです。


 空港では、他のサービスも(手話による案内サービスなど)充実しています。ただし、前もって予約の必要な場合がほとんど。にもかかわらず、あまり積極的に、説明されているとは言えません。ほとんどの人が、全く知らないようなサービスも沢山あります。

 空港に限ってのことではありませんが、何か支援やサービスはないか、積極的に調べてみるのも手ですね。


 何かご存知の方がいらしたら、教えていただければ幸いです。

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