美術部
中学生になる。
3人とも、また同じ中学校に行く。
美羽ちゃん、優奈ちゃん、あやめっちは3人で美術部に入る。
テニス部、バスケ部、吹奏楽部、陸上部...などなど、どれにするか3人でいろいろ考えた。
結局、3人とも絵を描くの好きやったし、3人で絵を描いていこうー!ってことで美術部にした。
放課後、美術部の教室で、3人で絵を描いている。
だけど優奈ちゃんは、そのうちすぐ、バレエのレッスンのほうに行きだして、美術部は美羽ちゃんとあやめっちになってしまった。
美術部の教室で、美羽ちゃんとあやめっちのファーストキス。
それから、あやめっちは美羽ちゃんをモデルにして絵を描く。
美羽ちゃんも、あやめっちをモデルにして絵を描いている。
美羽ちゃんは実家呉服屋さんだけあって、美羽ちゃんの描く絵も、呉服の生地のように、きれいで、それでいて迫力あって、やっぱり呉服の才能も持ってるんやな~って思う。
美術部のみんなで大阪城に行って絵を描くことになった。
あやめっちも美羽ちゃんと、大阪城の見えるベストポジションをふたりで見つけようと、場所を探しはじめた。
「あっ!ここええやんっ!」
って、美羽ちゃんはベストなポジションを見つけだした。
「あっ、ほんまやー!ここからの大阪城、めっちゃええやんかー」
ふたりで座って絵を描きはじめた。
その時、美術部のみんなで描いた絵は、中学生絵画コンクールに出品された。
で、大阪城を描いたあやめっちの絵は金賞を受賞した。
美羽ちゃんは銀賞やったから、めちゃめちゃくやしがってる。
「同じところから描いたのにー」
って言ってる。
「あやめっちの絵は、手前の木々や葉っぱの緑を大きく描いてて遠近法で金賞になったんやな」
って、ほめてくれた。
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