呪怪の檻

bbキャンセル君

プロローグ

呪怪じゅかい。それは深い血の底から現れた、人間を捕食する化け物怨霊

人間は奴らに怯えていた、恐怖に支配され、あらがう術も無く

食べられていったのが昔の話。

今はそうだな、人間達は呪怪にあらがう術を覚え、戦えるようになったのが最近の2000年代の話。やっと戦えるってなったのに、今度は別の問題が現れる。

それは質の良い、呪怪が現れる様になったこと。

被害は結局変わらず、誰もが諦めかけた時だった、夜空に一滴の星が流れ落ちる。


余談だが落ちた場所は、現在呪怪討伐ギルドが建っている。


話を戻そう、落ちた場所には一人の少女が、眠っていた。

一人の男性が異様な光を確かめに近づくと、彼女はゆっくりと目を覚まし口を開いた。


「此処は何処?」


「此処はスリセイ地方だよ。君は何処から来たのかな?」

そう聞こうとしたとき、森の中から一人の青年の声が聞こえてきた。

「呪怪が出たぞ!!!女と子供は逃げろ!!」

「お嬢さん、逃げなさい。呪怪は危険な奴らだ」


ぐー

と彼女のお腹が鳴る。

「でも私お腹減っちゃった・・・・・」

「後であげるから、早く逃げなさい!!」


そうも行ってる間に、血黒い色の体を持ち、蛍光の黄色とオレンジの目を持つ

呪怪が現れる。

「>?>KL+KJKHJGJLS+LW」

何かを言っているが聞き取れない。

それが奴らの特徴だが。


「あー美味しそう。食べたいなぁ」

ゆらゆらと呪怪に近づいていく。

「何をしてる!?早く離れなさい!!」

声は届かず

彼女の拳が届く位の距離まで近づいた少女は

「nnn********?」

「いただきまーす」

その小さい拳で呪怪の核を射貫き、

取り出した赤黒い球体の核を彼女は口に入れ

もぐもぐ

と噛み砕き

満足そうな表情で

「ごちそうさま~!美味しかった~」

と言う彼女に皆は


ありえない。


化け物だ。


村人達が異様な化け物を殺そうとした時、彼女の事を最初に見つけた男が

それを止めた。

「待て、まだあいつは幼女だ。話せば・・・・私達人類がプラスになるかもしれない」

彼女の力を見込み、近づいて優しい笑顔でこう交渉した。

「ねえ、約束しない?君の空腹を満たす代わりに、私達人類を呪怪から守るお手伝いをしてくれないかな?」

彼女はキラキラと目を輝かし、コクリと頷いた。

そして

「約束。私が強い空腹になれば私は敵になる。それが掟」

「ああ、分かった。約束しよう」


人類が□□と契約した。


これが始まりの約束。今でも継がれるべき約束。

現代でも滅びない呪怪を殺す為の術。


この先からは、僕の時代からの先の未来への話にバトンを渡そう。




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