異世界暗殺者、現代社会で表は探偵業、裏では掃除屋の二足草鞋生活始めました

らくしん

第1話 現代社会に転移



うん〜眩しい

うん? なんだこの光、石碑に光がついている?

ここは何処だ

もしかしてここは御伽話の勇者の世界…?


いや落ち着け俺、これは夢だ そうだきっと夢だ

しかし妙にリアルな空気感だなと思っていると

手に何かが当たる

俺はそれを手に取り持ち上げて見ると見覚えのあるナイフだった


おいおい夢にしては出来すぎだろ 

それは俺がずっと愛用しているものだった

確か王国の暗殺者として活動を始めてまもなくに受けた命令で隣国である帝国の将軍で反王国主義である公爵家当主の暗殺の時にかなりの業物だったから盗んできたものだ

そうして俺は夢だと思っていたためそのナイフで自分の腕を少し切りつける

すると生温かい血がポタポタと垂れてきた

ここで俺はようやくこの世界は夢ではないことに気づいた


しかし何故俺がここに?


俺は確か国王と宰相に

「勇者を補佐せよ」と言われてなんだかんだで勇者と会って5年の月日が流れた

そして、ついに勇者が魔王を討伐してその後、国を上げてのお祝いで宴会が開かれて…


勇者が元の世界に帰るといい送還の術で勇者が光に包まれて…


思い出した、勇者が元の世界に帰る時俺は奴の近くに


やっぱりここは勇者がいた世界なのか?

俺はその後その予感が当たっていること


まあ、少し移動してみるか


なんなんだここは

空は暗いが周りは真っ昼間ではないかと疑うぐらいの光に包まれていた

そして人がとても多くいる

あるものは娼婦のような格好で男の手を引き店の中へ、あるものは黒い衣を身につつみ道端で倒れている


俺がそれらに目を取られていると前にいた男にぶつかってしまった

そして男の手から何かが落ちて下水道と思わしき場所に落ちてしまった

俺はスキル《言語理解》を発動して男に「申し訳ない」というが、

男はこちらを向き「お前舐めてんのか!おかげで汚れちまったよ、しかもブツも流れちまった」といい殴りかかってきた。

だが仮にも王国の暗殺者である俺はそれを回避し逃げる

少し先の路地裏に隠れていたが男は俺の目の前にいた


「お前逃げ切れると思ってんのか?」といい再度殴りかかってきた


しかしまた俺がそれを回避すると


男はイラついているのか「クソ、ちょこまか避けやがって」


と言い懐から黒い短筒を出したきた

男はその黒い短筒をこちらに向けた

その時ドンという轟音が響いた

しかし俺は間一髪でそれを避け男を叩きのめした


そして男は途切れ途切れ「どうして避けれる」と呟いた

俺は親切にもその問いに答える

「なんかそれが出てきたときお前がかなり緊張していたから」

それを聞いた男はただ一言「怪物…」と呟き黙りこくった

そして男の仲間と思わしき集団が見えたので俺はすぐさま逃走することにした

しかし、そんな俺を監視していた人がいるのを知るのはもう少し後である









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異世界暗殺者、現代社会で表は探偵業、裏では掃除屋の二足草鞋生活始めました らくしん @raku0124

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