第2話 転位先にて

 「と、とと?」

 転位させられた先は巨柱が均等に並ぶ厳かな空間・建て屋の中

 ずらりと並ぶハーフプレートを着用し槍をこちらに構える兵士が20人程度と古代ローマで着用されていた貫頭衣?を着衣し両手をつき出す者が20人、交互に列び張り詰めた空気を醸し出す

 離れた高所に高貴な神官?ウサンクサイげんきょうに若い偉ぶった小僧、此方を指差し喚いているが

 「…!!……。……!!」うんなに言っているかわからん

 そのうち此方が飽きて欠伸をしていたら円陣を掻き分け抜剣し出てくる豪華な装飾の筋肉達磨こいつもニヤニヤ笑いながら何か言っているが…本当に困った理解できない、若僧が顔を上気させては此方を指差し喚いているから『牢屋にブチコメ!もしくは殺してまえ!』的なクレームを出して、この筋肉達磨が「しょうがないんで俺自ら処刑してやるwありがたく思えw」的な事を言っていると思う。

 拉致されてそのまま殺されても嫌なので…反撃しよう、「此は正当防衛です」

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る