第107話 俺のいうことならなんでもしてくれるか?
時代が剣術を求めていないということでどんどん廃れていく道場と諦めがちになっていく父親を
そんな時に教室で俺を見て、この男なら
確かにこの貞操逆転世界の男性は積極性や精神的な強さにおいて前の世界より劣る人も多いみたいだ。それは女性を求める狩人としての
「いや、それだけじゃなくてお前のことは好ましいと思っているのだぞ」
と何故か取り繕うようなことを
俺は戦略としてまず
「しかし、
「
真剣な目で見つめながら
「ああ、多々良のいうことになら何だって従おう。お前のことを信じると決めたんだ」
男前な顔で返事をする
「分かった。じゃあまずはアイツが味方になってくれるか……アイツが味方になってくれれば勝率は何倍にも跳ね上がる。電話をしてみるから待っててくれ」
俺はスマホを操作して一人のクラスメイトの番号を呼び出す。タップして通話。
プププ プププ…プルルルル…プルルルル、ガチャ
ツーコールで俺からの電話を取ってくれた。
「みおか? 日曜日にすまない。今時間取れるか?」
『え? 恭っち? どうしたの日曜日に電話なんて。時間ならあるけど……』
「じゃあ、今からお前の家に行くから住所を位置情報でスマホに送ってくれ」
ガタッ……ドサッドタタタタッ!
ん、スマホの向こうで大きな音がしたけど藤岡のやつ大丈夫か?
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みおの携帯はソフトバンクのiPhone14。
かけたら「プププ プププ」って音がします。
6/24,25は1日5話特別公開
6,9,12,15,18時の1日5話更新となります
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