第78話 なにこの神の一枚!(後半陽菜視点あり)
結局、大好きな
読んでくれてる人も俺がなにを言ってるか分からないと思うが、俺も何がどうなってこうなったかよく分かってない。ど~してこうなった~!!!
あの後、制服の内側のポケットに入れていた
そんなこんながあった後でも、陽菜とさちえさんの二人は仲良く晩ご飯の準備を始めて俺は姫川家で晩ご飯をごちそうになって帰った。親子丼とあら汁、どちらも俺の好きな味付けだった。なんで親子丼なのかは考えてはいけないんだと思う。
今日のお昼はさちえさん、
なんだろう、昨日の昼の陽菜のお弁当に夜の焼肉といい、食生活が充実しすぎて怖い。
太らないようにこの後家に帰ったらランニングに出かけよう。
ランニングを終えて家に帰ってきた。神経が高ぶっているためか5㎞も走ってしまった。かなりのペースで走ったから誰とも会わなかったがこの世界だと男が一人で夜中に走るのは危ないかもしれない。痴女に襲われる可能性があるらしい。
シャワーで汗を流して疲れた体でベッドに横たわる。
目を閉じてうつらうつらとした瞬間、ピロンッ♪ と陽菜用に設定してるメッセージの着信音がした。
ドキドキしながらスマホを持ち上げ目の前でTouchIDで認証して画面を出す。
陽菜から画像が来ている。恐る恐るタップして画像を開く。
なにこの神の一枚! その写真はピンク色の可愛いパジャマを着た陽菜がベッドの上で横たわっている姿を上に手を伸ばして自撮りしたものだった。
お風呂上がりなのか少し湿った髪が頬に張り付いていて、その頬も桜色に上気していて今すぐに触れたくなるくらいにドキドキしてしまう。
何かに悩んでいるかのような物憂げな表情で半分開いている唇は桜色で艶々している。キスしたくて吸い寄せられそう。
そして目は……こっちを見つめている潤んだような瞳。まるでカメラのこっちにいる俺のことを欲しがってくれてるような表情。
ピンクのパジャマに包まれている胸は横になっているのに重力に逆らうようにその存在を主張してピンクの布地を押し上げていた。先っぽははっきりとは分からないけど布地がわずかに持ち上がってそこだけ硬さが違うのだと主張している。
一撃で心臓を貫かれてしまった。クリティカルヒット、痛恨の一撃。俺のライフはもうゼロよ(2回目)。
なにこれ?……全然露出なんてないのに生まれてから今まで見た画像の中で一番興奮した。スマホに100回保存してクラウドにもあげて厳重にパスワードをかける。
ピロンッ♪ ピロンッ♪
さらに二連続でメッセージの着信音。その二枚はパジャマのズボンをめくり上げたふくらはぎの写真と二の腕から肩にかけての写真。
普通なら全然エロくないのかもしれないけど、それが陽菜のものだと思うと興奮が止まらなかった。
流石エロ師匠! 脱がずにここまで男を手玉に取るとは……恐ろしい子!
その後、俺は賢者タイムを迎えてぐっすりと眠ることが出来た。
(今回の裏側 陽菜視点特別編)
パシャ!ベッドの上で寝転がって自分の写真を一枚、パシャ!……これが限界。恥ずかしすぎて何度も撮り直した挙句涙目になってしまった。
この貞操逆転世界で生きてる女の子たちなら裸を見られてもそんなに恥ずかしくない子が多いみたいだから、エッチな自撮りも平気なのかもしれないけど……私には全然無理だった。頑張っても頑張っても全然エッチじゃない写真。
自分で見てもエッチだと思わないくらいだからもっと頑張るべきかもしれないけどもう限界だし、これ以上遅くなると恭介くんに迷惑だろうからこれで送ることにする。
「こんなので許してもらえるのかなぁ……」
送信……そんなにエッチな写真じゃないのにすごく恥ずかしくて、その後しばらくベッドの上でバタバタしたり身悶えたりしてなかなか寝付けなかった。
恭介くん喜んでくれるかな……うう、流石に今日のことは恭ちゃんへの日記には書けないよ。どんどん恭ちゃんへの秘密が増えていっちゃう気がする。
私このままじゃ悪い子になっちゃうのかな。でも誰にも負けたくないんだもん。だから明日からも頑張るんだから。おやすみなさい、恭介くん、恭ちゃん。
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途中で分けにくくて一話にまとめさせてもらいました。
裏側の陽菜視点がどうしても書きたくて。ちょっといつもより長くなりましたがセットで楽しんでいただければ幸いです。
次回から光画部の桜島先輩とのお買い物デートスタートです。
6/17,18は1日5話特別公開
6,9,12,15,18時の1日5話更新となります
5話更新楽しいなと思われたら作品の評価で☆をいただけると嬉しいです
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