第2話
気付いたら、寝ていた。
着信 52件
メール 200通
やばっ、
一体何を考えているんだ。
俺は彼女が本気で自分を愛してくれていると信じていたが、今は何を考えているか分からない。
今もしかしたら本物の彼氏と…
まぁそれはもういいか。
大切な全てが砕けて、無になった気分。
こんな時に、普段は俺のことを嫌ってる妹に悪口言われてもいいから一緒に居たいな。
いや、妹は彼女と仲が良かった。もしかしたらグルだったのかも
と言うかクラスメイトもか、少なくとも大(本命)は敵だ。
俺は悲しいことに学校だとボッチで少し虐められてくらいなんだよな。
相談に乗ってくれる人が一人も思いつかない。
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深夜1時
ピンポーン!!ピンポーン!ピンポーン!!
俺はインターホンの音で目を覚ます。
誰だろう、こんな時間に? いや確実に今日のことだろう。
もしかしたら、大・・・大宮が元カノに言われて、俺に仕掛けに来たのかも。
俺はカメラを確認する。
「叶!!」
「開けて、お願い。開けてください。お願いします。ごめんなさい、謝りますから、ごめんなさい、開けてください。開けてください。何でもしますからお願いします」
ピンポーン!!ピンポーン!!ピンポーン!!
うるさすぎる。
でも話をしたくも無い。
「開けてください!!お願いします!!」
ピンポーン!!ピンポーン!!ピンポーン!!
警察呼ぶべきか、
ただ俺のどこかにある元カノへの未練に近い何かがそれが出来なかった。
チェーン付けて扉を開ける。
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