第2話 自分について考える

 早くも2話目。そもそも、1話、2話ってどんな風に区切りをつけていくかもわからない。初心者すぎる。。。

 そんなことは置いておいて。


 今、パソコンの前でパタパタと文字を打ったり消したりしている私。そう私が主人公なのである。そもそもなぜこれを書こうと思ったか。

 いや、これといった理由は無いんだけど。ただ書きたいと思ったから。自分の生きた証を残しておきたいと思ったから。誰にも知られなくてもいいような心の葛藤をいつか自分で読み返したときに、この葛藤をも愛せるような人になってるように。願いも込めたい。


 今パソコンに向かって文字を打っている私は25歳。今年の10月で26歳になる。そのころには日本にいない。その話はまた徐々に話していくことにしよう。


 みんなも一度は考えたことがあると思う。

「なぜ自分は自分として生まれてきたのか」

 難解で正解のない永遠のテーマである。

 例えば、小さいころに

「お金持ちの家に生まれたかったなぁ、、そしたらゲームだってたくさん買ってもらえるのに」なんていうことを考えたことがあるのではないか?

 私もそんな考えをもっていた普通の子どもであったことは言わずもがな伝わると思う。


 だが、20歳を過ぎたあたりから、特に「自分」という存在についてよく考えるようになった。理由はわからない。きっと学生を終え、社会という大きな海に放り出され(自分で選択ている道だけどね)不安になったり、人と比べてしまうことも多かったのかもしれない。そんな中で小さいころからずっと疑問に思っていた「自分」という存在。「なぜ他の誰でもなく私なのか、ほかの家族ではなくこの家に生まれたのか」結論はでないが、夜、布団に入って天井を見上げながら考えていた。

 そしていつからか自己啓発の本を読むようになっていた。記憶する限りでは仕事を始めたころから。自分について知ろうと、自分を理解しようとし始めたのだ。


 さて、主人公である私は都会でもないド田舎でもない、田舎といえば田舎。町といえば町に生まれた。記憶の限りでは私が生まれたとき、祖父母、叔母、母と私の5人暮らしだったと思う。小さいころからほとんど母は仕事漬けの人だった。だから私は祖父母、叔母にたくさんの愛をもって育ててもらった。母もたくさんの愛情をくれたと思う。だが、あまり母との記憶がないのも事実だ。(ごめんね)唯一、小さいころ母との時間をとるために私がしていたことは一緒にお風呂に入ること。保育園から帰ってきて一度お風呂に入る。母が帰ってきたらもう一度入る。夜遅くても入ってた気がする。一日のほとんどを保育園で過ごしていたから、小さいころの記憶といえば保育園の生活。すっごく楽しかった。けどきっと心の中のどこかでは寂しかった。と思う。


 ちなみに家は祖父母の家、いわば3世代で住んでいたのだ。祖父母はとうふ屋を営んでおり、毎朝大豆を蒸す匂いが家中に広がっていた。今でも思い出せるあの青臭くてあたたかい安心する匂い。そんな環境で育ったのが私だ。


 ここまでの間で父が出てきていないのはのちのち触れることにする。まだ語るには早い。いや、そもそもそこまで考えなくてもいい問題ではあるが、自分と向き合うためのキーパーソンであるからだ。

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