神獣に愛されし者

蒼華

第1話 不穏な気配

 初投稿です。まだまだ未熟者ですが、応援よろしくお願いします。


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海斗かいと。そこの魔石も拾っといてくれ」


「は、はい!」


 突然だが俺、結城ゆうき海斗かいとは冒険者だ。と言っても名の知れた冒険者ではない。そんな俺だけど優しいパーティメンバーのおかげで大変な冒険者も毎日が楽しい。


「なあ海斗。お前のそのスキルはまだ覚醒しないのかよ」


「えっと、すみません。まだです」


「ちっ…」


 世界各国にダンジョンが誕生したことにより、世界の人々もスキルを獲得した。スキルの中には腕力を上げたり武器を取り出したり……中には魔法のようなものを使えるスキルがる。そして俺のスキルはというものだ。これは所謂いわゆる覚醒スキルと言われるもので、特定の条件をクリアすることで身につけることができる。覚醒スキルはユニークスキルとも言われており、世界に一つだけのスキルと言われている。だからこそ俺はこの『銀翼』に入れてもらえてるのだが……



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???視点


「なあ和馬かずまさん、もうあいついらなくないですか?あいつを入れて半年は経っているけど未だに覚醒しねぇし……」


「あいつっていうのは海斗のことか?」


「それ以外に誰がいるんですか!」


「おい修也しゅうや、いくらあいつにイラつくからって和馬さんに当たるのはよくないよ」


「う、すみません和馬さん。俺…」


「いい。それに俺もそろそろ海斗あいつの子守りには飽き飽きしてきたところだからな」


「それには僕も同感ですね。いつまで経ってもスキルが覚醒しないのは一般人と変わらないですし……ただのお荷物にもなりますからね」


「そういうことだ。だから俺たちは海斗あいつをこれまで面倒見てやった礼としてあることをしようと思う。修也と颯斗はやと、俺の話を聞くか?」


 和馬は二人に対してそう言った。


「俺はあいつになにか憂さ晴らしできるならのってやらる」


「僕も面白そうだから聞いてみたいですね」


「そうか、なら………」


 そして和馬の話されたに対して、二人とも最初は驚いたがすぐに笑みが綻んだ。

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