第2話 復讐……開始!?

私…芦田 聡美は、王立グサリア学園の所に向かった。


そして…そこは、地獄絵図だった。


業火の炎で、燃えた学園の姿。


そこの上に…怪盗の能力者が居た。


私は、その人に聞いてみた。


「ねぇ!!!」


「ん? なんだい?」


変声機・・・ではない…


確実に声を変えている。


「あなたは、なんでこんな事したの!?」


「こんな事? 笑わせないでくれ」


そして、私は…衝撃な事実を聞いた


「これは、復讐だよ」


・・・と…言われて…絶句した。


なんの復讐…?

一体、あの子に何があったの?


「ねぇ! なんの復讐なの?」


と、聞くと…


「それは、言えないな…だって・・・。」


と、次の発言を言った瞬間…

私は…その子の考えてる事について言えば…

引いたから…


「それを言ったら、もう答えになるじゃんか。

 僕はね? 誰かさんが苦しんでたから…

 この生徒、先生、関係者共々を殺したんだよ?

 

 僕はね…その誰かさんの辛みから助けたかった。でも、助けられなかった。

 そしたら、この能力が開花したんだよ?

 怪盗者が…僕を救ってくれたんだよ?

 誰かさんを助けるには…。」


と、次の言葉は…非常に体が震えた。

その言葉が・・・。


「"俺の力が必要だから、助けてやるよ。それで、誰かさんを助けなさい"ってねwww」


多分、その誰かさんは知ってる…

私の事だ。

だけど、誰がこんな事したの?


(お母さん? お父さん? それとも…親友?


それとも…)


と、思い出したのはあの遊の優しい笑顔を思い出して…


(いいや、弟は…絶対にない…)


        ~遊side~

(掛かった←)


と、僕は、心の中で言った。

僕は、姉さんに罠を仕掛けた。


この日からずっと、計画を練ってきた為に、


それは…ずっと…

弟らしく…居ること。


僕は僕自身だよ?


だけど、能力を覚醒したら…

性格が変わると言うだろ?


僕は、それをずっと抑えた。


人の能力を奪うこと…


そして、姉さんにバレないように実行する事。


そして、最後は…

姉さんの脳内から…僕と言う選択肢を除外する事。


最後が難しかったよ?


だって、いつも通りの僕を見せないと、

姉さんは勘がいいからバレちゃうんだもん。


姉さん? これで、自由だよ?


姉さんは姉さんらしく…正義で居て欲しい。


こんな、薄汚れた学園よりも…

姉さんは、きっとこの世界を…


守れる。僕よりもね。


僕は、もう…何もかもが、血に染った…

七つの大罪を例えるなら…

もう、7つ…の罪を全て揃ってしまった。


もう…天国には行けないだろう。


だけど…姉さんは…幸せなまま、天国に行って欲しい…


これは、僕の願いだよ…

姉さん…僕は…最後の最後まで…

鹿でごめんね…


「芦田 聡美!」


        ~聡美side~

「な、なんですか?」


と、震えながら言うと。


「君とはこれで最後だろう。」


「え・・・?」


どういう事…? 何故だ…?

なんで…最後なの…?


「さようなら。」


「ちょ…ちょっと待って!!!」


と、言った後に…消えた。


私は…業火の炎に焼かれてる学園を見続けながら、呆然と…していた…。



        ~遊side~


僕は、心が痛かった。


姉さんのあの顔を見ると…


僕は…後悔…する…。


でも、僕は…こんな所で、後悔しては行けないのだ。


なんで…と…言うと…。


もう…後には…戻れないから…


「姉さん…ごめんな…」


と、言いながら…泣いたのであった。

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