中華ファンタジーは昔っからある

 今、ネット小説界隈では「中華ファンタジー」も一定の需要があります。特に皇帝のハーレムである「後宮」を舞台にした作品が多いです。



「女の子だけでワチャワチャしたい」から「私は皇帝に選ばれた女」と、特に女性に人気がある模様です。もう、「な~ロッパ」のように何でもあり感が強く、私も振り切ってボクシングを放り込んでみたらそんな作品が生まれました。



 ラストが「宦官が寵姫になる」と「へ?」な結果でしたが、ウエッブ小説の「中華後宮」ではありだと思います。そこは文章力だと思いますが。



 で、日本人は昔っから中国大陸へのあこがれはありました。文献では「漢委奴国王」から確認ができ、遣隋使や遣唐使のよう王朝が変わってもGDPが段違いに違う中華の国を勉強していました。



 江戸時代の講談でも三国志はもちろん、唐の王朝の話なども人気ありました。日本ではありえない革命の話に、憧憬があったのでしょう。



「十二国記」以前からも、漢字文化圏でも日本ではありえない中国大陸への憧れやロマンは強かったのだと思います。今は中国共産党で絶望的ですが……。いや、昔っからあの大陸は戦乱続きなので、諸子百家な思想が生まれたのでしょう。

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