野栗さま、引き続きのご寄稿、有難うございます。
反骨精神丸出しで、笑わされてしまいました!「うたぼっち」という響きが可愛らしすぎるので、悪い意味で「おんな子供向け」の企画になってしまいはしないかとこっそり危惧していましたが、こういう性根の座ったぼっちをお寄せ頂けて大感激です。本来は「狂歌」とお呼びしたい歌たちですが、「狂歌」という呼称自体、最近では全く耳にしなくなってきましたので、やはり短歌と呼ぶべきなのでしょうか。友未は詩も俳句も川柳も都々逸も小説も書きますが、短歌だけは書けません。魅力は感じるのですが、中途半端な長さと短さを持て余してしまいます。息が合わない、とでもいうのでしょうか。ですから、野栗さんがもともと筆力のある方であるにしても、はじめての短歌で、これほどの読みっぷりをされていることに感心しきりです。ご本人は渋顔で詠まれたのですか?それとも苦笑しながら?
一点、「金光大道」の意味が分らず検索してみたものの中国の書名がヒットするだけで分らずじまいでした。
作者からの返信
こしおれ、お読みいただきありがとうございます。
もう「短歌」と僭称するのがおこがましすぎて、とは言え「狂歌」と言い切れるぐらいウイットに富んでいるわけでもなし、まあしゃーない、という気持ちで「こしおれたんか」のタイトルを決めました。
好き勝手にみそひともじを連ねましたが、私と似たり寄ったりのことを考え、選択している人は案外多いのではと思います。そして、私と似たようなことを感じている人たちは、私と違ってたいていは優しいから、空気を読んで、ほんとうのことを言わないだけなのだと思います。
あたりまえのことを普通に詠む。それだけのことなのです。
それがこの国で歓迎されないことぐらい、百も承知です。
でも、私は愚直に「王様は裸だ」と詠い続けたいと思っています。
「金光大道」は学生時代にかじった中国語をそのまま突っ込みました。直訳すると「光り輝く道」という意味になります。文革期の子どもの歌にこの言葉(正確には「金色的大道」)があったのを何となく覚えていて、何も考えずに使っちゃいました。
(私も改めて調べました。浩然(ハオラン)の小説と、それをもと70年代に制作された映画『金光大道』があることを初めて知りました)
野栗さま。
四国の方言に初めて触れました。力強く優しく素敵な言葉なのですね。
誠に失礼ながら勉強不足でわからない言葉もあったのですが、この短歌の芯にある『負けん気の中にある人情味溢れる優しさ』に感動しました。強くじーんと心に響きました。
ほぼ初めてでこれだけ素晴らしい歌をお読みになられるところも素晴らしいです。
これからも頑張ってください。応援しております。
作者からの返信
読んで頂き、ありがとうございました。高校時代の体育でハードル競技をやらされた時の拒絶感を最近になって思い出し、三十一文字のこしおれをひねり出しました。
あの時拒否したことで、今の自分の幸せがあります。自分の遺伝子に反したことを無理やりやらされるのは、レイプと同じです。
こういう思いは、この日本社会で最も忌避されることだということは、長年日本人してますので、よく知っています。だからこそ詠いたいのです。
まとまらず、すみません🙇
リズムすこ
作者からの返信
読んで頂き、ありがとうございます。
ほぼ生まれて初めてひねり出したこしおれです。