第13話 『♡ Kyoko Love ♡』
13.
「結婚考えてた彼女がいたけれど、寸前で振られたって
言ったろ?
その子とは学生時代から付き合ってて、一度は別れてたんだ。
就職してから俺の仕事が忙しくてなかなか会えなくてさ、
こんなに会えないなんて付き合ってるって言えないよ、って
言われてね。
それから2年と半年ほどしてから会いたいって彼女から
連絡があって復縁したんだ。
俺と別れて他の男と付き合ったけど、なんかしっくり
こなかったって言って」
「へぇ~、そんなことあったんだ。・・なのに? 」
「復縁した時に、結婚も視野に入れての付き合いっていうのが
お互いの暗黙のうちの了解みたいな流れになってて、だから俺は
母親と妹との同居のこともその時にちゃんと話してあったんだ」
「その彼女さんはその時何も言わなかったの? 」
「今思うと、実感もなく何も考えてなかったんだろうな
ぁ、って。それで結局同居は止めてほしいとかの話合いも
ないまま、ある日、結婚は止めたいって言われたんだよ。
復縁してから3年ほど経過してた・・ナ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます