第9話 『♡ Kyoko Love ♡』9-2

9-2.


こういう相談所だと会費やら何やら、お金は掛かるけど、

心情的に関係する人たちとこじれたりしなくて、気楽で

いいかもね。


 最後の垣本さんが先に帰ってっちゃた飲み会の日から

私は夜な夜な、こういうサイトを見てはため息ついて

過ごし、その後の日々を過ごしていた。



            ・・・


 次の飲み会はいつ、誰から来るのだろう?

 やはりこの流れからだと垣本さんから? 

 仕事で時々、森田さんを見かけることはあるけれど敢えて

向こうからの接触はないまま時だけが過ぎていった。


 カップルがいた頃は毎週末、会ってたんだけどね。


 次の週末は連絡が来るかな、なんて思いつつ待ってると

垣本さんから連絡があった。


 森田さんの都合がつかなくて、今回の飲み会は垣本さん

と私だけになりそうだということだった。


 「どうしようっか?

 3人の都合がつく日まで延期する? 」


 「垣本さんとふたりねー、いいですよ。

 飲み会やりましようよっ」


 「OKーイ。

 仕事で遅れたらごめん」


 「あんまり遅いと他の男性ひとに付いて行ってっちゃう

かもよぉ~」


 「はははー、そんな寂しいこと言わないでよ」


 「ふふっ、じゃ、金曜日に」


 「ほいっ、ンじゃまた」

 

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