夢の旅、思ったよりも奇妙です!
@schroyle
第1章: 夢の奇妙な旅立ち
今日もまた起きちゃったんだよ。今週で3回目だし、この男、ホント問題っ子なんだよね。まぁ、結局オレ自身のことだけどさ。
携帯の時間チェックしてみたら、8時15分だったんだ。それからLINEの通知も来てたんだ。ひとりの女の子から、「土曜日会える?」って聞かれてたんだよ。どう返事しようか、履歴見てみるわ。
5日前
七 - 土曜は暇だよ。ほんと久しぶりに会いたいんだもん。
ゆ - オーケー、6時ごろどう?
七 - ゆうくん、6時はちょっと早いよ。8時にしよう。
ゆ - いつものストレートな感じだな(笑)。わかった、8時にしよう。
3日前
七 - おっす~
七 - ねぇ、大丈夫?無視してんのかな?
七 - 何か腹立ってんのかな?
2日前
ゆ - ごめん、仕事中だったんだよ。
七 - よくわかんねぇな。好きって言ってるくせに無視するなんて。1分くらいで返事できねぇのかよ?
ゆ - 携帯がマナーモードになってたんだよ。ちょうどメッセージ読んだとこだったんだ。土曜日は、ゆっくり会おう。オレ、マジ好きだからな、忘れんなよ。
七 - 本当にバカだね。
1日前
七 - もう会いたくない。
七 - 大っ嫌い。
七 - 全てはお前のせい。オレやオレの家族に二度と近づくなよ。
ゆ - でも、何があったんだろう?(?)
メッセージ送信失敗、相手からブロックされてます。
2時間前
七 - じゃあ、会うのか会わないのか?
この女の子、ヤバイほどパワフルだけど…何があったんだろう?なぜブロックされた後に穏やかに話しかけてくるんだろう?自分を助けるためには、それを理解する必要があるんだ。
これらの日に自分が何をしたのか、調べる必要がある。携帯を見て他の会話があるか確認したけど、特に重要なものはなかった。
パソコンの履歴を見てみた。どうやら8時間前にアニメを見たようだ。それよりも少し前にYouTubeの動画を見たり、Twitterに入ったりしたけど、何も見つからなかった。もっと調べるためにこの女の子と会う必要があると思う。
ゆ - 8時に会おうよ。
七 - ありがとう、話がしたいんだ。
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