イブの夜 君との間合いをつめていく 白い吐息を物差しにして

イブの夜 君との間合いをつめていく 白い吐息を物差しにして


※(筆者コメント)

私の隣を歩く恋人にはナイショのゲームが、私の中で始まっています。もっと近づきたい、でも密着するにはまだ早い、そんな微妙な関係性の二人。

物差しとは定規と異なり、寸法を測る道具です。吐息の寸法を測りつづける限り、恋人との密着は難しいでしょう。じゃあ、息を止める?いえいえ、吐息以前に恋人の隣で息を吸うことだって難しいのかもしれません。ここはひとつ、北風でも吹いて吐息の物差しをなかったことにするか、私の中のゲームに気づかない恋人がこのゲームをご破算にしてくれるようなアクションを起こしてくれることを期待するべきなのでしょうか?

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