イブの夜 君との間合いをつめていく 白い吐息を物差しにして
イブの夜 君との間合いをつめていく 白い吐息を物差しにして
※(筆者コメント)
私の隣を歩く恋人にはナイショのゲームが、私の中で始まっています。もっと近づきたい、でも密着するにはまだ早い、そんな微妙な関係性の二人。
物差しとは定規と異なり、寸法を測る道具です。吐息の寸法を測りつづける限り、恋人との密着は難しいでしょう。じゃあ、息を止める?いえいえ、吐息以前に恋人の隣で息を吸うことだって難しいのかもしれません。ここはひとつ、北風でも吹いて吐息の物差しをなかったことにするか、私の中のゲームに気づかない恋人がこのゲームをご破算にしてくれるようなアクションを起こしてくれることを期待するべきなのでしょうか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。