冬日没る空の底へと街あわく
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冬日没る……冬の太陽が沈むこと。冬の季語。
薄明の時間のほんのわずかなあいだに、空気が空の青といっしょになるような瞬間がありますよね。ブルーモーメントというそうです。
わたしは節操なくいろんな時間の空を好いているのですが、この時間は格別に好きで、特に冬は空気が澄んでいるからかいっそう綺麗に感じる気がします。日焼けしていない皮膚が青に染まるのも面白くて、腕まくりまでしてしまうほどで。めちゃくちゃ寒いですけれど。
「没る」は日だけではなく街にもかけていて、空の青に街が沈んでいくようなイメージで書きました。
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