颯、花、志摩。陰惨な過去を持ち、裏組織の始末屋として活動する三名。
主人公三人もかなり個性的なのですが、脇を固めるキャラクター達が輪をかけてクセモノ揃いです。「一番悪い奴は誰か」、それを見抜けないと死んでしまう超ハードモードな世界。
裏社会を描いた作品ですので暴力描写が多く、人間の醜い面を見せられるので心が痛くなります。それでも最後まで読んで良かったと思える作品でした。
何人か応援したくなるキャラクターができて、彼らの結末を見届けたくなりました。
ネタバレになるので詳しくは書けませんが、エピローグはけっこう爽やか風味です。「あの人がそうだったのか!」と、最後の最後で驚かされました。