第50話 -魔法陣-

「とりあえず……入る?」

「入るか!」

「私の……武器!」

……怖い。


「ねえ、何この魔法陣。」

入ってみたら、エレベーターより少し広いくらいの空間に、大きめの魔法陣が描かれていた。

「転移の魔法陣かしら。」

ファイさんがつぶやく。

「え、ここに宝箱とかがあるんじゃないの?」


「なんか場所によるらしいよ〜。めっちゃ広い隠し部屋とか、さっき言ったみたいに宝箱だけとか。ただ、ここは違うみたいだね。」

シュンのその答えに、

「なんか怖くない?というかイベント中なんだから死んだら終わりじゃん。」


「まあ、行けるんじゃない?私たちだって弱い訳じゃないし。」

「じゃあ行こう早く行こう私の武器武器武器。」

ああユキちゃんが壊れた早くしないと。


「じゃあ、行きますか!」

その合図とともに、魔法陣に足を踏み入れる。

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