第43話 -ラッキースケベ-
「んんんんんんんんんんんんんんんん!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
「えっ!?!?キャァッ!」
魔女が退く。
「ちょ、ちょっと!どこ触ってんのよ!?」
そう言いながら、さっき触れていた部分を手で覆う。
いやそっちが転んだんじゃんか!
と叫びたいけど叫べない。
会話無理無理マジ無理。
特に女子とかどんな罰ゲームよ?
こちとら彼女いない歴イコール年齢だぜ?
「お前……そういうのも運いいんだな……」
ハッと、声のする方を見る。
そこには、にちゃついたシュンがいた。
口の端は上がってるのに、ニヤついてるのに、他のパーツからは色々な感情が読み取れる。
怒りか?嫉妬か?
というかラッキースケベって言いたいのかお前は!?
……いい匂いはしたけど……柔らかかったけど……
そそそそんなことないはずだぞ!?
多分!
「えと、あの、えーーーーーっと…………」
言葉が出てこない。
助けて。
だれかこの地獄から僕を助けて!?
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字数少ないのでシュンとユキの話書いときます。
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「君、迷子かな?」
「ううぅぅぅ……」
「えっと……親……ママとかパパとかいないかな?」
「う、うぅぅ。ヒック。お姉ちゃぁぁん……」
なるほど……お姉さんか。
「じゃあ、一緒にお姉さん探しに行こっか。」
「……うん!」
「ちなみに君の名前、教えてくれる?あ、ゲームの名前ね!」
気になったので聞いてみる。
というかこういう質問でもしないと間が持たない。
「私は……ユキ。お兄ちゃんの名前は?」
「僕はシュンだよ。」
「シュンお兄ちゃんだ!」
……かわいい。
けどこの子の魔法は可愛くない。
あ、この子魔法使いで、魔法、特に氷魔法を使うのかな?
なんだけど、氷魔法って結構えげつないのよ。
相手を凍らせて動きを封じたり、氷を飛ばして物理で攻撃したり……かなり強い。
正直僕がいなくてもいいと思ってしまうほどに。
ま、ここら辺は初心者多めだしね。
ユキが負けることはないでしょ。
そんな感じで、俺は楽をしながらラックのところに向かった。
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ラッキーって名前だと、運が良くてつぶやいてるのか名前を呼んでるのか分かりにくいことに気がついてしまったので、ラックに変えました。
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