第8話 -ダンジョン-

依頼は先に受けなくても良いなら早速ダンジョンに行くか。

……ダンジョンどこだ?

マップを開く。

えーっと?あーこの街の外にいろんなダンジョンがあるのか。

初心者向けのダンジョンは……東門の方にあるダンジョンか。

推奨レベル1〜。

まずはここに行くべきっぽいな。

推奨レベルが1以上なのは序盤は弱いけど、下の階層に行くほど敵が強くなるからだったっけ。


騒がしい商店街のある大通りを抜けて東に向かう。

そこから少し森を歩く。

そこには洞窟のような大きな穴があった。

道の途中にあったから通り越しそうになった。

よく見ると看板があったので見てみると、 そこにはしっかり推奨レベル1以上と書いてあるので、安心して入る。


中に入ると一面に灰色が広がる。

ダンジョンというより洞窟というイメージの方が合っている感じ。

所々にある赤いランタンが辺りを照らしており暗くはなかった。

流石は人気ゲームというべきか、そこら中に人がいる。

序盤のはずだから新規プレイヤーもそこそこいるんだろうな。


前を見ると気づけばそこにはスライムがいた。

今の武器はダメージ+100の短剣だ。

ワンパンできるだろうと思って切りかかる。

だが外れる。

リアルDEX(器用)が足りない!!

というかかなスライム液体状だから狙いにくい……

初めの時に不意打ちをくらったのを思い出し、ハッと咄嗟に前を向く。

今度はまだ攻撃されていないようだ。

スライムが敵で良かった。

練習ができそうだ。

次は当てる!

また切り掛かる。

シュッという音と共にスライムが消える。

【ダメージ84!】

つっっっよ!?!?

えこの武器つよ!?

流石は9500マヌーの武器って感じ。

崇めよ。

武器を置き手を合わせる。

ってこんなことしてる場合じゃない。

他の敵も倒さなきゃ!

っと危ない。

アイテム回収しないと。

アイテムは……スライムの液か。

普通のドロップアイテムかな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る