しんしんと 染まり始めた 空の裾 ガラガラだった 喉とカラオケ

冬のある日のことです。

帰りたくなかったのは、私たちだけだった夜がありました。

そんな夜が明けてすぐの、夢うつつ。

一歩外に出たなら、動いているものは何もない。


寒くて、温かくて、乾いていて、湿っている。

赤くて、青くて、白くて、暗い。

美しい思い出の一瞬を切り取って写真にするように、私たちの黎明をここに残します。

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