手の内に ささら隠して 嘲笑う 染めた手の甲 落ちぬ色艶

 ここで言う「ささら」は、楽器ではなく、食器類の洗浄に用いる器具を指します。

中華鍋の掃除などに使われるものです。

 ここに描かれている彼は、何か良くないことに手を染めながら、洗うための道具を隠し持っていて、いつでも足を洗えるよう準備しているのです。

 その一方で、手を染めた「良くないこと」に面白みや趣を感じてもいます。


 そんな彼が、何かを嘲笑っています。一体、何を嘲笑っているんでしょうね。


 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る