バレリーナと高速道路、そろばんと鬼など、言葉と言葉の距離感にわくわくしました。
あまり深読みはせずに不条理に身を委ねて、楽しんで読みました。例えば、
旅人よタルタルソースを買いなさい
は誰か(作中主体)が旅人に助言をしている句。なぜタルタルソースなんだろう。旅先のご飯にかけるのかな、等いろんな想像をしようと思えばできるけど、したくない。因果がないことが面白くて、取り合わせの意外性にひたっていたい、という気持ちになりました。
処刑場雪は基本的に冷たい
横綱がファラオの呪いで鳥になる
が特に好きでしたが、
コロッケを脳に埋め込むメカ和尚
の衝撃も忘れられないです。
意外性のある言葉選びがとても面白かったです。もっと読みたいと思える連作でした。
わあ……さっぱり理解できない不条理が散りばめられていますね(褒めてる)
状況はさっぱりなのですが、個人的に「校庭にシェイクスピアを埋める夜」が一番好きです。
作者からの返信
書いてる方もあんまりよく理解してません。