十三作品目「男でいたくない、でも女になりたいわけじゃない」

連坂唯音

男でいたくない、でも女になりたいわけじゃない

これは愚痴。



自分は、体は男だし心もどちらかというと男よりだと思っている。


だけど男として扱われるのがいやだ。


自分に男の人格を求められるのが苦痛で、人としての人格を求められたい。


男として生きるのがウンザリなんだ。


男をやめれば、自分に男の人格を求める人はいなくなるだろう。


男でいたくない、でも女になりたいわけじゃない。


女の前提で生きることも、男の前提で生きることもなく、ただの人間になりたい。


自分の人格を、どちらかの性別に分けられたくない。


男として、女として、生活するんじゃなくて、人として人と関わっていきたい。


自分は男をやめようと思う。でも女になるわけじゃない。


ありのままでいきるとか、そんな言葉はどうでもいい。


僕は、わたしは、俺は、あたしは、男をやめるんだ。


LGBTの型に決してはまらないし、型に分類されたくない。


明日の自分は、人として生きていくことを探す旅にでるんだ。


性別にとらわれないためには何をすればいい?


まずは、女と男の外見になろう。


人を惑わすかもしれない。


けど、自分は男をやめるんだ。









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十三作品目「男でいたくない、でも女になりたいわけじゃない」 連坂唯音 @renzaka2023yuine

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