声劇本棚

マシュマロ

甘々魔王と辛口勇者

【登場人物】

①魔王ハデス

②魔王の部下レイン

③勇者ライト

④勇者の幼馴染みサン

⑤ナレーション



N→ここは、とある異世界、この世界には世界を支配したいけどできない魔王がいました。おや?その魔王は、今日もスローライフを楽しんでいるようだ。



魔王ハデス→ふぁ~いい朝だな!こんな朝には美味しい朝食でも食べるとするか!


部下レイン→魔王様おはようございます。朝食の前ではありますが勇者が攻めてきました。


魔王ハデス→えっ!?…朝食を食べてから向かおう


N→魔王は急いで朝食のパンケーキを食べた。



魔王ハデス→じゃあ仕事モードだな不敵な笑みを浮かべる魔王って感じにセットしてくれ!


部下レイン→かしこまりました。魔王様出来ました。行ってらっしゃいませ



N→魔王は、仕事モードになり、よくいる魔王となったそこへ勇者がやってきた。


勇者ライト→今日こそお前を倒してやる!


魔王ハデス→勇者よまだまだ甘いわ!


N→そこへ魔王の部下がやってきた。


部下レイン→魔王様?お口に朝食のパンケーキのクリームがついてます。


勇者ライト→魔王が朝からパンケーキ食べたのかよ!


N→魔王は部下に口元を拭いてもらいながら、自分のキャラを忘れて自慢気に語りだした。


魔王ハデス→勇者よパンケーキは、全ての者に等しく幸せをもたらすのだ


部下レイン→魔王様明日は、フレンチトーストにします。


勇者ライト→俺が甘いんじゃなくて朝食が甘いやつじゃないか!


魔王ハデス→レインよ少し静かに…仕事モードだから…


部下レイン→魔王様…はい…あーんチョコですよー


魔王ハデス→ レイン…だめだよ、今…お仕事…だ…からモグモグ…


勇者ライト→あー…今日はー帰るわ


魔王ハデス→またな、勇者よ!


N→こうして魔王は城に戻っておやつをたべたのだった。そして数日が経った。



勇者ライト→俺はこの世界の勇者魔王を倒すのが使命だ!その…ハズだったんだが…魔王は甘々だった。勇者の俺は魔王を倒して…世界を救うってこの世界にはないのか?どうしたらいいんだ!


N→実は、この勇者は、転生者だった。魔王を倒すルートがない今、自分の歩む道に思い悩むのだった。


幼馴染みサン→ライト?貴方は勇者だけど1人の人間なのよ?自分の役割に拘らずに生きたらいいわ!


勇者ライト→サン!そうだな!もう一度魔王のところへ行ってみるよ!ありがとう!愛してるぜ!


N→その頃魔王城では、魔王がいつものようにスローライフを送っていた。


魔王ハデス→先日は、勇者が挑んできて大変だったなさて食事をしに食堂へいくか…


勇者ライト→うまいな!パンケーキにフレンチトースト


N→我が物顔で城にいる勇者に驚きを隠せない魔王


魔王ハデス→おぬし勇者…何故、我の城にいるのだ!


勇者ライト→レインに入れてもらったんだ!うまいな甘い朝食も!


魔王ハデス→レイン 何故(なぜ)…



部下レイン→魔王様、本日は、スペシャルメニューです。


魔王ハデス→あっあぁ…何故、勇者がここに?


部下レイン→魔王様はいあーんパンケーキです。


魔王ハデス→自分で…食べるぞ


勇者ライト→さて…俺は帰るよ!ありがとう


N→美味しい朝食をたべて満足そうに帰っていく勇者


魔王ハデス→勇者よ…おぬし、なにをしに来たのだ!


勇者ライト→はぁ食った食ったさて…家に帰るか


N→そうして勇者は、家路についた、それから数日後勇者が畑を耕しているとそこへ魔王がやってきた。もちろん村は大騒ぎだった。



魔王ハデス→勇者よいつもお前の方から出向いてもらうのもと思いたまには私から出向いてやったぞ


勇者ライト→おぉ!右手に漆黒の龍を宿らせ魔界の長に選ばれし者その名はハデスじゃないか!


魔王ハデス→お主…その長い呼び名は、なんだ!


勇者ライト→いや…俺はほらっ転生者だからさ俺が中学生とか高校生のときこんなんが流行ってたからハーちゃん好きかなって


幼馴染みサン→ライト?なに騒いでるの?って貴方は!右手に漆黒の龍を宿らせ魔界の長に選ばれし者その名はハデス!!……ことハーちゃん!


魔王ハデス→なんでだ!


部下レイン→いいえ違います。魔王様には、呼び名は、ふさわしくありません


魔王ハデス→おぉレイン!!お前は…


部下レイン→私はハーたんってお呼びしております!


魔王ハデス→レインよお前もか…くっ!


勇者ライト→まぁまぁ…この村のみんなハーちゃんをハーちゃんって呼んでるぜ?



魔王ハデス→なぬ!なぜだ!


勇者ライト→いや…だってさバレないと思って変装して毎日そこのカフェのケーキを食べに来てるだろ?それみんなにバレてるからな


魔王ハデス→くっ!バレてた


部下レイン→私も存じておりました…


勇者ライト→まぁ入ってけよはーちゃんの城より狭いけど俺の好きな激辛料理でもふるまうからさ



N→こうして魔王と勇者は、なぜか争わずに仲良く暮らしたので世界は、平和のままでした。おっと?

魔王のハーちゃんがなにか言ってるぞ?


魔王ハデス→うおぉーーーー!!からい!なんだこのバカみたいな辛い食べ物は!!勇者お主の味覚は確かか!!



N→めでたしめでたし



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

声劇本棚 マシュマロ @mikua

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る