級長の責任感

saito sekai

僕達、私達はハヤシ君を忘れない

ここはある小学校。五年二組は四時限目の授業が終わる間際だった。そこへ、息を切らして、給食のおばさんが入って来て「ごめんなさい!ここのクラスのハヤシライスのルー作り損ねてしまって…ご飯は炊いてあるのだけれど…」と言うではないか。

皆一様に困った顔をしたその時!級長のハヤシ君が「僕に任せて!」と言って大きな鍋の中に入った。すると彼の体はあっという間に、茶色のハヤシルーに変化したのだった。


そして無事に給食の時間が終わり、クラスは次の級長を選ぶべく、ホームルームに入った。    完

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級長の責任感 saito sekai @saitosekai

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