23膳目:茶がゆ:炊飯器で炊くお粥

前回中華粥をご紹介しましたけれど、やはり1時間もかけて煮るのは大変です。

手軽に炊くには、炊飯器に助けてもらうのが良いと思います。


炊飯器にはお粥炊き用のボタンがついていることがありますので、前の晩にタイマーをかけておけば、朝食に作りたての熱々が食べられます。


茶がゆは、ほうじ茶や番茶で煮たサラッとしたおかゆです。

近畿地方では古くから食べられていて、聖武天皇の時代、大仏建立のため民家では茶がゆを食べて米を節約していたという記録があるそうです。

奈良では昔は冷やご飯に焙じた粉茶を入れて常食していたとのことです。


江戸時代には「奈良茶」として売られていたそうで、年貢が厳しくて貧しかった農民たちも、少ない米で満腹になるように、工夫して食べていたようです。。


現代の私たちは、節約と言うよりは体を温め、胃に優しく、お茶の薬効も得られるため、「健康のため食べる」でしょうか。


●参考 お粥の水加減

全粥  米1:水5倍

七分粥 米1:水7倍

五分粥 米1:水10倍

三分粥 米1:水20倍

重湯  五分粥以上で作ったお粥の汁



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【茶がゆ】


近況ノートに写真があります。

https://kakuyomu.jp/users/kukiha/news/16817330666972660703


▼材料 2人分▼

米  1/2合

ほうじ茶ティーバッグ 3パック

熱湯 4カップ


▼作り方▼

1)米を洗いザルに上げて水を切る。

2)熱湯にほうじ茶ティーバッグを浸して濃いめに出す。

3)炊飯器の内釜に米、ほうじ茶を入れタイマーを合わせ、「おかゆ炊き」で炊飯予約する。


※わが家では3合炊きの炊飯器を使っています。

ティーバッグを使わない場合は、濃いめにいれたお茶を使ってください。

塩を加えていないので、ごま塩や漬物、佃煮などをトッピングしてで味を調整してください。


ほうじ茶を使わないで水で炊けば白がゆ。

米にゴマ油をまぶして、水と鶏ガラスープの素 、お好みの具で炊けば、先回の中華粥ができます。


※ちなみに、お米の1合(約150g)は180mlで、計量カップ1杯は200mlです。

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