「テリヤキバーガー、一口頂戴〜」
キーンコーンカーコーン!
ホームルームのチャイムが鳴り響き。それぞれクラスメイトが部活やら委員会やら帰宅するなどでしていた。
「鉄也。帰ろ〜」
紅羽がこっちに近づいて来た。
「あいよ。じゃあな」
「あぁまたな」
親友に挨拶をして俺もバックを取り。紅羽と一緒に下校した。
「今日はなに食べるんだ?」
「マックかな、ポテトとか食べたい気分」
「あいよ。バーガーはなに食べるんだ?」
「うーん。チーズハンバーガーかなー」
「チーズか美味そうなのを選んだな……」
「いいでしょ〜。鉄也はなに食べるの?」
「俺はテリヤキバーガーかな」
「なっ! テリヤキなんて美味しそう!」
「一口食べるか?」
「欲しい! 欲しい!」
紅羽が目を輝かせながらこっちを見ていた。
食べ物シェアなんて昔からしてるから対して変わらない。
「いいよ。チーズ俺にも一口頂戴な」
「もちのロン! …………お腹減った」
「わかる。わかる」
そのままマックの方へと歩いて行き店員さんに注文をし番号が呼ばれたからお互い食べたいものを取って座りなおした。
「ねぇねぇ鉄也ー」
「なに?」
「テリヤキバーガー、一口頂戴〜」
「はいよ」
「ありがとう! はいチーズ。先に食べていいよ」
「サンキュー」
包紙からバーガーを開きそのまま一口だけ被りついた。
「……うま」
「ねぇ! 眠そうな授業のあとの祝福だよね」
「わかる。こういった食べ物があるから頑張れるよな」
「そうそう。たまにのご褒美だよね」
そういって紅羽が二口目も頬張っていた。
「半分食らったな。美味かったか?」
「えっごめんごめん。わざとじゃないんだよ。許して下さいませ旦那。美味しかったからつい!」
「許そう」
「ありがとう神様! ポテトあげますので〜どうぞどうぞ」
紅羽が半分ぐらいポテトを渡してきた。
「多かった?」
「多かった……食べれる?」
「食える。ありがとうな」
「……うん」
紅羽にバーガーを渡してこっちのバーガーが返ってきた。
テリヤキを食べると美味い。
「……んっ」
「やっぱりチーズも美味しい……」
紅羽がめちゃうっとりとした顔していた。
そのあと喋りながら残りのポテトとか食べ終えて店を出た。
「美味かった〜」
「やっぱりマックは良いよな」
「ねぇ。…………初めの彼氏とデートが出来たから余は満足じゃ」
お腹の方を軽くポンッ! と、叩いて歩いていた。
「……ありがとうね付き合ってくれて」
「良いってことよ。………彼氏だからな。こうゆうところの他にも付き合うからいつでも言ってくれよな」
「うん。沢山これからも鉄也には付き合ってもらうつもり。一緒にいると楽しいからね!」
「っ!」
「にしし」
笑顔で笑っているいつも見ている顔だか、可愛らしく感じる。
「……おぅ、…………じゃあ帰るか。暗くなるし」
「そうだね。帰ろっか」
そしてそのまま自宅の方へと歩いて向かった。
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