英雄になり損ねた君たち
青空
第1話誓いの日
「僕たちが大きくなったら探索者になろうよ!僕たちなら英雄になれるよ!」
れいは真夏の公園で4人の幼馴染にそう宣言した。
「れい、探索者って危ない職業ってテレビでやっていたからやめた方がいいんじゃないかな」
眼鏡をかけた賢そうな男の子の万葉が言った。
「万葉怖いならやらなくても大丈夫よ、その代わり将来ちやほやされる私たちを指をくわえて見ときなさい!」
つり目が特徴的で強気な性格の女の子泉が言った。
「泉ちゃんその言い方は可哀そうだよ、万葉くんは私たちを心配して言ってくれたんだよ?」
垂れ目が特徴的な女の子の唯は泉にそう言った。
「ふんっ、分かってるわよ!万葉はなりたいの探索者に?」
泉が万葉に問いかけた。
「やれやれ、この空気でならないとか言えないよ。僕も探索者になるよ。」
万葉は首を横に振りながら困ったように言った。
「皆がやるならぼ、僕もやってみる。怖いけどみ、皆を守りたい、」
内気な性格でややぽっちゃりな男の子の匠が勇気を出して言った。
「これで決定だな!!将来僕たちで英雄と言われる探索者になるぞ!」
5人はそれぞれ片手を重ねた。
「えいえいおー!!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~
窓から入る朝日に、れいは夢から覚めた。まだ覚醒しきれていない頭で、れいは時計に目を向けた。
(え~と7時30分か、7時30分!?)
「やべっ!このままじゃあ遅刻する!」
れいは慌てて起き上がる。
英雄になり損ねた君たち 青空 @kazuha21
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