第75話 元女神と黒女神と第二王子
南館を出て、王城の門の先を見ると、門番をしている騎士が二人倒れていた。
「我が君、彼等は魅了魔法に掛かっていますか?」
じっと騎士二人に向けて、魔力感知で見る。
魅了魔法に掛かっているのかを表す桃色が、騎士二人の周りにちらついている。
「掛かってるね。倒れているのは、多分、俺の結界に当たったせいかな」
「我が君。当たった、というのは?」
「そのままだよ。今回掛けた結界は悪意ある連中や元女神が入れないのはもちろん、魅了魔法に掛かった者が結界内に元女神を引き込まないようにしてて、まぁ、元女神を引っ張った時に結界に当たったら気絶するようにしたんだ」
「成程。だから、彼等は倒れているということですね」
ハイドレンジアが頷きながら、周囲を見渡す。
「とりあえず、面倒だから、魅了魔法は解除しよう」
溜め息を吐きつつ、騎士二人の魅了魔法を解除する。
解除出来たのを確認し、ちらりと門の外を見る。
門の、結界を張っているギリギリのところに、元女神がこちらを窺うように覗いている。
「……あれが、元女神ですか?」
同じように門の外をちらりと見ながら、小声でハイドレンジアが俺に聞く。
「そうだよと言いたいところだけど、チェルシー・ダフニーの身体だから、違うよ。顔が違う」
チェルシー・ダフニーは乙女ゲームのヒロインと言われるのもあって、可愛い系と呼ばれる顔立ちをしている。俺の可愛いはウィステリアなので、ヒロインの顔はどうでもいい。
閉ざされた世界で見た元女神ミストの本当の顔は、惑いの権能を持つ女神だけあって、人の心を惑わすような、妖しい美しさ――妖美とも言える顔立ちをしている。
双子の神になるはずだった俺や女神のハーヴェストとは違う、美しさがあった。
閉ざされた世界で見てはいるが、あれも元女神の肉塊の一部を使い、そっくりに似せて作られた人形、なのだが。
「ただ、姿形が徐々にチェルシー・ダフニーから元女神に変わりつつあるのが、マズイ」
チェルシー・ダフニーの身体を一時的に乗っ取った元女神は髪が白磁色、毛先はピンク色だ。元々のチェルシー・ダフニーの髪の色はピンク色だ。
チェルシー・ダフニーの目は両方が茶色なのに、今は右目が茶色、左目が暗黒色だ。元女神の目は両目共、暗黒色だ。
徐々にチェルシー・ダフニーから、元女神の色に変わっていることで、元女神が乗っ取っているというのが分かる。
「我が君、それはチェルシー・ダフニーではなくなるということでしょうか」
「そうだね。今はチェルシー・ダフニーだけど、同化しつつあるんじゃないかな。後々は元女神に乗っ取られる。俺は神じゃないから、魂までは見えないけど」
「……神は、人間の身体を乗っ取れるのですか?」
「出来ないよ。元女神は魔に堕ちたモノだから、出来るようになったのだと思う。魔に堕ちると厄介だなって、つくづく思うよ」
「魔に堕ちると、そのようなことも出来るのですか?」
ハイドレンジアが目を見開きながら、俺を見る。
「俺も詳しくは分からないけど、神が魔に堕ちたから出来たのだと思う。ただ、どの神も出来るかは分からない。神の俺の知識しかないから、分かるところと分からないところがあるし、閉ざされた世界に神の俺がいたせいで、偏ってるからね」
肩を竦ませ、苦笑する。
もう少し、知識があれば色々と先に対策出来るんだけどなぁ。
「成程。私としては、我が君が魔に堕ちなければ、どうでもいいですね。ただ、元女神は厄介ですね。人の身体を乗っ取れるというのが。今はチェルシー・ダフニーですが、その他の人の身体も乗っ取れるということですよね」
「そうだね。元女神の一番の候補はウィスティみたいだし。それは俺がさせない。乗っ取ろうとしたら即消滅させるけどね」
「……元女神がそこまで残念でないといいですね。我が君の逆鱗に触れるような真似をすると、命がなくなりそうです」
ハイドレンジアが溜め息を吐く。
「元女神や悪意のある連中にしかしないよ。俺の逆鱗に触れるようなことをするのは、そういった連中しかしないけど」
俺も溜め息を吐き、倒れている門番をしていた騎士達をハイドレンジアと共に近くの木の下に運び、寝かせる。
その様子も、元女神はこちらを窺うように覗いている。
「……これで無視して帰ったら駄目ですよね」
「もっと面倒臭いことになると思うよ」
「そうですよね……」
ハイドレンジアも面倒臭そうに小さく息を吐く。
そこに周囲を見に行ってもらった紅が戻って来て、俺の右肩に乗った。
「紅、周囲はどうだった?」
『問題ない。門のところにいる元女神だけだ』
「ありがとう。元女神だけなら、まだマシだね。こっそりパーシモン教団の神官とか来たら困るなって思ってたから」
『我もそう思ったが、肩透かしだったな』
「じゃあ、目の前の元女神の対応だけだね。嫌だけど」
三人同時に溜め息を吐き、嫌々ながら門の結界内すれすれのところまで歩いた。
「ヴァーミリオン! わたくしの元に来てくれるのね?!」
目を輝かせて、元女神が俺へと手を伸ばす。
元女神が手を伸ばすと、俺がまるで拒絶しているかのように目の前の結界が反応して、バチッと火花が散る。
元女神の言葉を聞いて、隣のハイドレンジアがとても嫌そうな顔になった。
元女神の声を聞いて、念の為、周囲に防音の結界をこっそりと張った。叫ばれて、他の騎士達や王城で働く貴族達が来ても困る。
「行くつもりはない。先程、女神様が今日は見逃すと言っていたのに、同じ日に性懲りもなく来るのか?」
「あら。今日は見逃すということなら、今日はハーヴィはもう来ないのでしょう? だから、来たの。ハーヴィがいない今なら、貴方に触れられるでしょう? ヴァーミリオン」
恥じらうように元女神は微笑み、俺へと右手を伸ばす。が、触れるのを拒むように結界が火花を散らす。
結界に触れた右手を左手で撫で、元女神の顔が歪む。
「どうして?! どうして、わたくしの邪魔をするの!?」
誰に対しての言葉なのか、虚空を見上げて、元女神は悲鳴のような声を上げる。
防音の結界を張って正解だった。
「ねぇ、ヴァーミリオン! わたくしを中に入れてっ! わたくしを貴方の側にいさせて! 貴方の側にいるべきなのはあの娘じゃない。人間ではなく、女神である、このわたくしよ!」
何度も結界に触れ、火花を散らしながら、元女神は俺に向けて訴える。
「それを決めるのはお前ではない。私の側にいる者を決めるのは私と、側にいて欲しいと私が願った者だ。勝手にお前が決めるな」
「どうして? わたくしは女神で、貴方は人間よ。人間は神の言うことを聞かないといけないの。今までもわたくし達、女神や神が人間に啓示を与えて、導いてきたの。それならわたくしの言葉を人間の貴方も聞くべきよ」
首を傾げて、元女神は至極当然といった表情で、俺に言う。
言われた俺は無表情になった。隣でハイドレンジアが無表情の俺に驚いたくらいだ。
本当にこいつ、何を言ってるんだ?
神の俺の知識だけだが、啓示なんて、滅多に神も女神も告げていない。
何故か、パーシモン教団は時折、ハーヴェストから啓示を頂いたとか言って、色々な国の政治に干渉しようとしたことはあるらしいが。ちなみに、ハーヴェストはそんなことはしていない。
それなのに、元女神が啓示を人間に与えていた、と言うのならハーヴェストに成りすまして啓示をパーシモン教団に与えていたということになる。
裏を取らないといけないが、もし事実なら、元女神もパーシモン教団も同時に潰せるんじゃないだろうか……。
これは後で調べよう。
「今までも啓示とやらを聞いたことがないのに、何故、今になって聞かないといけない? 信頼出来る神や女神ならともかく、先程いた女神様が言っていたが、お前は神としての全てを失い、魔に堕ちたのだろう? そんな者の言葉を何故、聞く必要がある?」
「わたくしは……わたくしは魔に堕ちていないわ! わたくしは女神よ! わたくしは未来を視ることが出来る偉大な女神、マルーンに愛されてる娘よ!」
『先程も言ったけど、たった一つだけの未来しか視えない女神が、偉大なんて本当に笑えるわね。愛されてるらしいその娘が魔に堕ちてるのに防ぐことも出来ないのに、偉大だなんて面白いことを言うのね』
再び、ハーヴェストが守るように俺の前に立ち、元女神に嫌味を言う。
「ハーヴィ! またわたくしの邪魔をするの!? わたくしのヴァーミリオンを取らないでよ!」
元女神が癇癪を起こしながら、ハーヴェストを睨む。
『……何度も言うけれど、ヴァーミリオンは誰のものでもないわ。ついでに人間は神のものでもない。先程も言ったのに、そんなことも覚えていないの? 記憶力がなさ過ぎて、頭痛がするわ』
溜め息混じりにハーヴェストは緩く頭を左右に振る。これが姉だったかもしれないと思うと、俺も頭痛がする。話が進まないし。
「人間は神のものだって、お母様が言っていたわ! だから、何をしたって、わたくしがヴァーミリオンを手に入れたって問題ないわ! 神としての権利を使っているだけじゃない!」
『ふふ。面白いことを言うのね。人間は神のもの?
知っていたけれど、あの母も馬鹿なのね。どちらも今まで女神としての役割も全う出来ていないのに。しかも、その娘は神としての全てを失い、無様に魔に堕ちたのに、神としての権利の行使はするだなんて、お門違いも甚だしいわ』
今までの積もり積もった鬱憤が爆発しそうなのか、ハーヴェストが冷笑しながら元女神に言う。
気持ちが分かるから止めないが。
「お母様のことを悪く言わないで! お母様のことをちゃんと知らないくせに!」
怒り方、子供か!
先程も思ったが、子供を相手している気分になる。これで女神だったのだから、大丈夫なのか、神界。と他人事のように思ってしまう。
『少なくとも、ミストよりは知っているわよ。あの母が今まで何をしていたのか、何をしたのか。ミストは知らないでしょう? だから、言えるのね』
ハーヴェストの言葉に、ハイドレンジアが知っているのか、と窺うように俺を見遣る。
それには反応せず、辺りを見回す。
嫌な気配がする。
「ハーヴェスト」
『分かってるわ、ヴァーミリオン。結界、何重か追加出来る?』
まだ何か喚き散らしている元女神を無視して、ハーヴェストは小声で俺に告げる。
小さく頷き、既に四重にしている結界を追加で五重分張る。
俺とハーヴェストの遣り取りに、ハイドレンジアは困惑した表情をする。
「レン。絶対に、俺の隣に居るようにして。紅も」
「我が君? それはどういうことですか?」
『……あいつか。分かった。ハイドレンジアは我が守ろう』
紅は俺と深いところで繋がっているからすぐに分かったようで、今から起きることを予想して嫌そうに頷いた。
それと同時に、元女神の前に白磁色の髪、黒みを帯びた赤茶――海老茶色の目をした女が現れた。
その女を見た元女神が目を輝かせる。
「お母様っ!」
『妾の可愛い娘、ミスト。何を怒っている?』
母親の慈愛に満ちた目で女――未来が視える権能を持つ女神マルーンは元女神を見つめ、頭を撫でる。
「ハーヴィが、わたくしにヴァーミリオンを渡さないのです! ヴァーミリオンはわたくしのモノなのにっ」
元女神がマルーンに縋るように訴える。
本当に、勝手に決めないで欲しい。
この親子、嫌悪感しかない。
『そうか』
そう一言だけ呟き、女神マルーンはこちらを特に、ハーヴェストを見る。その目は先程の母親の慈愛に満ちた目ではなく、娘とも思っていないような冷たい目だった。
『出来損ないの父親から生まれた出来損ないの娘が、妾の可愛い娘の邪魔をするのか』
女神マルーンが冷たく言い放つ。
その言葉に身体の奥底から怒りを感じ、動きそうになる。
それをハーヴェストが俺の手を握って止める。
『そこの人間は綺麗な魂を持つ。人間の中では稀な綺麗さよ。出来損ないの娘は、姉である妾の可愛い娘にそこの人間を渡すのが役目だ。何故、それをしない?』
『する訳ないじゃない。人間は神のものではない。神の中でそんなことを言っているのは貴女達だけよ。母親と姉だからって、何故、言うことを聞く必要があるの? そもそも、わたし、貴女達を母とも姉とも思っていないのだけど』
尚も俺の手を握りながら、ハーヴェストは言い放つ。
俺も母とも姉とも思っていない。
まだ、元女神に知られる訳にはいかないから黙っているが。
元女神もだが、女神マルーンも気付いていないのだろうか。
同じ顔だから、気付くものなんだけど、気付かないものなのだろうか。
『出来損ないの娘が、母に異を唱えるか』
不満気に女神マルーンはハーヴェストを見る。
『だから、母と思ったことはないわ。それに、出来損ないと言うけれど、わたしの方が権能が二つの上位なのだけど。何を根拠に出来損ないなの? 貴女達の言う通りにしないから、出来損ないと思っているの?』
煽るようにハーヴェストは不敵に笑う。
実際は三つだけど。と俺にしか聞こえない声で、ハーヴェストが小さく呟いている。思わず笑いそうになるからやめて欲しい。
図星だったのか、女神マルーンは反論せず眉を寄せた。
そして、実力行使に出ようとしたのか、女神マルーンは俺の方へ手を伸ばした。が、俺が張った結界に弾かれた。
『そこの人間を妾の可愛い娘に差し出せば、出来損ないの娘であるそなたを妾も愛してあげたものを』
憎々しくハーヴェストを睨み、女神マルーンは言う。
『別にそちらの愛なんて、わたしはいらないわ。今更だし、元々求めてないもの。わたしが欲しいものはもう出会えたから、そちらの愛なんていらないわ』
尚も、俺の手を握り、ハーヴェストは言い返す。
その返答が気に入らなかったのか、女神マルーンは更に俺へと手を伸ばす。
が、やはり俺の張った結界に弾かれた。
『……この場の空気を壊しそうで不謹慎だが、リオンの張った結界を破れぬ時点で、あいつもその程度ではないか?』
とても冷めた声で紅が念話で呟いた。だから、敢えての念話か。
『うん、それは思った。おかしいな。あれだけあいつらに苦しめられたのに』
念話で俺も返す。
閉ざされた世界で苦しめられたことも、生まれてすぐのハーヴェストを苦しめたことも忘れてはいないが、あの程度の奴等に苦しめられたと思うと腹が立つ。
『この結界を壊せない時点で、貴女達もその程度なのね。わたしやあの子が苦しめられて来たのは何だったのかしら』
同じことを思っていたハーヴェストが溜め息混じりに、女神マルーンと元女神ミストを睨む。
「な、何よ! 結界の中で言わないで、出てから言いなさいよっ」
『その言葉、そのまま返すけど、結界を壊してから言って欲しいわ。結界が壊せるなら』
不敵にハーヴェストは笑い、元女神達を煽る。
『出来損ないの娘が、妾を裏切ったこと、後悔するといい』
『裏切る以前の話でしょう。元からわたしは貴女の配下でも何でもないわ。ただ母親なだけでしょ』
『その減らず口、次に会う時になくしてやろう。覚えておけ』
そう言い残して、女神マルーンは元女神を連れて去って行った。
しばらく警戒しつつ、魔力感知でも何も反応しないことを確認した後、俺とハーヴェストは大きな溜め息を吐いた。
「え、あいつ、あんな感じだったっけ? ハーヴェスト」
『それ、わたしに言わないで欲しいわ。ヴァーミリオン。わたしも肩透かしを食らった気持ちなんだから』
「かなり警戒して、強固な結界を張ったのに、弾かれて終わりって……。え、あっさり潰した方が良かった? しかも、最後の完全に負け犬の遠吠え……」
『わたしも思ったけど、言ったら可哀想よ。流石にあっさり潰せそうにないと思うよ。一応、腐っても元女神と腐りかけ女神だから』
ハーヴェストの言葉に、俺と紅が吹いた。
「……辛辣だな。分かるけど」
『貴方も辛辣でしょ。でも潰すなら、こちらを万全にしてからの方が良いと思う。それとウィステリアやディジェム、オフェリアを呼んだ方がいいよ。彼女達も恨みつらみはあると思うわ』
「そうだね。閉ざされた世界で散々、苦しめられたからね」
「あの、我が君。あの元女神と一緒に帰った女神は、我が君や女神様の母親ですか?」
今まで静かにしていたハイドレンジアが、躊躇いがちに俺に尋ねる。
「そうだね。神の俺とハーヴェストの一応、母親の女神かな。名前はマルーン。たった一つの未来しか視ることが出来ない女神だよ」
「そうですか。何と言いますか、母親としてあるまじき女神ですね。見ていて腹立たしかったです。我が君と女神様に対して、あの態度は有り得ませんね」
「ありがとう、レン。でも、気にしなくていいよ。あんなの神の俺もハーヴェストも母親と思ってないから」
苦笑して伝えると、ハーヴェストも大きく頷いている。でも、まだ手は繋がれたままだ。
「ところで、紅」
『何だ?』
「紅もあいつって、一応母親に言ってたけど、知ってるの?」
『ああ。あいつはヴァーミリオンの魂を追い掛けに、前世のヴァーミリオンがいた世界に向かい、この世界に戻ったことを知り、我がこの世界に帰る時に邪魔をして来た者があいつだ』
「三歳の時に初めて会った時の、紅のあの大怪我って、あいつの仕業?」
『そうだ。攻撃は緩かったのだが、邪魔をして来た時に、この世界と前世のヴァーミリオンの世界を隔てる時空の壁に押し込まれた時に負った。勘違いされたくないから、敢えて言うが、本気を出してもいないし、あいつの攻撃が我に当たった訳ではないぞ』
紅が少し拗ねたように告げる。
「分かってるよ。ただ、紅のあの大怪我を見てるから、あの母親には潰す時に生まれたことを後悔させるよ」
チェルシー・ダフニー、元女神、女神マルーンの名前は、俺の絶対後悔させるリストにしっかり刻まれた。
『我もその時は混ぜろ。我も本気で潰そう』
「……我が君の口癖が紅様にもうつってますよ」
ハイドレンジアが突っ込んだが、紅は目を逸らすだけだった。
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