線は僕を描く(砥上裕將)
【記憶に残った文章】
君は真面目な青年なのだろう。
君は気づいてないかもしれないが、まっすぐな人間でもある。
困難なことに立ち向かい、それを解決しようと努力を重ねる人間だろう。
その分、自分自身の過ちにもたくさん傷つくだろう。
〜〜〜
そしていつの間にか、自分独りで何かを行おうとして心を深く閉ざしている。その強ばりや硬さが、所作に現れている。
そうなるとそのまっすぐさは、君らしくなくなる。
まっすぐさや強さが、それ以外を受け付けなくなってしまう
【私の感想・解釈】
この本では、この解決方法は、まず、心を自然にすること、とされている。
この本では、心を閉ざして強ばってしまうと、その人らしくなくなってしまうとされている。
自分自身が真面目かどうかはわからないが、この文章がとにかく心に響いた。
仕事でも私生活でも、私は任された仕事や目標を達成するために集中すると周りが見えなくなることがある。視野が狭まるわけだ。
そうなると、周りの意見が聞こえなくなってしまう。
聞こえなくなる、というよりはずっと集中しっぱなしであるために、会話をしなくなってしまう。
目標は達成するが、普段の自分とは違うような行動をしていた、と後から恥ずかしい思いや、反省することになってしまう。
心が自然でなかったのだろう。
強ばっていたのだろう。
自分独りで何かを行おうとしてしまったのだろう。
私にとってこの本から学ぶことは本当に多い。
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