第19話 成長 (バラゴス)
儂は覇王の鍛治士バラゴスじゃ。
主に創造されしドワーフである。
儂は鍛治と酒造りを任されており、至高の時間を日々過ごしておる。訓練も積極的に行っておる。
主は言うまでも無く、先人のアイリス殿も儂から見れば異常じゃな。戦闘の天才・・いや、天才では生ぬるいのう。
二人について行くには、同じようにしていては邪魔になるだけじゃ。それだけは決して駄目なのだ。
二人には無い儂だけの力で少しでも近づかなければならぬのだ。二人には負けぬ鍛治の腕で高みを目指さなければな。
◆ユニークスキル『
能力1 岩窟巨兵を召喚する
能力2 岩窟巨兵を改造する
◇鍛治の腕とユニークスキル『
〈岩窟巨兵を召喚する〉
ここで召喚の形式を選択できる。完全召喚か部分召喚を選択する。完全召喚の場合は10mを越える
部分召喚は指定した場所からタイタニアの身体の一部を召喚して攻撃に運用できる。何も無いところから巨大な岩の腕が出て攻撃すれば脅威じゃろ?
〈岩窟巨兵を改造する〉
タイタニアに鉱物を与えることでタイタニアの硬度が増す機能。魔力と鉱物によりタイタニアの武装を造りだす機能。
などなどタイタニアの改造機能は多くあるのだが、儂は覇王の鍛治士ぞ! 機能だけに頼らず儂の鍛治の腕でタイタニアを改造するのも面白いじゃろう。
魔鉱石は儂の采配で自由に使えるのじゃが、優先は主達の装備だからのう、分けて管理していこう。
先ずはこのずんぐりむっくりな姿を変えて行くかのう。防御力は高そう何じゃが、如何せん動きが遅くて駄目だ。これでは良い的にしかならん。防御と速さのバランスを取った形態へと変化させる。
タイタニアの身体を圧縮したり、削ったり、脆い場所は魔鉱石で補強したりして理想の形へと変えていく。
試行錯誤を繰り返し、妥協範囲ないまでには近づけた。今手持ちの鉱物ではこれ以上は無理だ。この先は鉱物を集めながら改良を加えていくしかない。
◆スキル『岩石魔法』 ランクB
【岩石魔法-ロックバレット】
手のひらサイズの岩の弾を放つ魔法。ゴブリン程度では、一発で頭を弾く威力を持っている。岩を圧縮して、撃ち出す速さを上げれば威力はまだまだ上がりそうだ。
【岩石魔法-ロックキャッスル】
岩で巨大な壁を造り出す魔法。魔力を込めることで壁の強度を上げる。儂の技量が足りておらぬ故、余り大きな壁は造れない。
【岩石魔法-ロックバースト】
巨大な岩を放つ魔法。ロックバレットの弾の10倍はある岩を撃ち出す。バレットより速度は遅いが威力は桁外れに高い。
魔法はアイリス殿と比べると頭二つほど劣っていると言わざるおえない。いや、アイリス殿達が異常なのじゃ。だからこそタイタニアの力が必要なのだ。
◆スキル『斧術』 ランクF
・斧の扱いが上手くなる
・斧技を習得する
◇儂のメイン武器は斧じゃな。ドワーフ族は筋力が高い種族なのじゃが、その分俊敏にかける。だから守りと一撃に重きを置く。斧はドワーフ族と相性の良い武器なのである。魔物など儂の斧で凪ぎはらってくれるわ!
◆スキル『岩石剛腕』 ランクA
・自身の両腕に岩を纏う。展開中ガードアシスト、パワーアシスト効果が付与される。
◇儂の腕を岩が覆い岩の腕を形成する。筋力が上昇しているのが確認できる。これなら斧を大きく重くしても良さそうじゃのう。
◆斧技[断罪] ランクA
・斧を振り下ろして全てを断ち斬る武技
◇主の影響で戦技が武技へと変化して強力な斧技へと至った。儂レベルでは、まだ扱いが難しいのじゃが、使いこなせるようにならねば、この先主と共に前に進めぬじゃろう。気合いを入れ直さなくてはならぬのう。
◆斧技[旋竜斧] ランクA
・斧を旋回させ、衝撃の刃を周囲に拡散させる武技
◇周りに仲間が居ない時にしか使えぬが、集団の魔物を相手するのには便利そうな斧技だのう。
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バラゴス
レベル 10(UP↑)
種 族 『ドワーフ種』
職 業 『岩窟王Lv.2』
称 号 『覇王の鍛冶師』『従者』
体 力 3800➡️5800/5800(UP↑)
魔 力 2500➡️4500/4500(UP↑)
攻撃力 『D』
耐 久 『C』
俊 敏 『F』
器 用 『C』
知 力 『E』
運 『A』
種族特性
『熱・炎耐性』
ユニークスキル
『
エクストラスキル
『鍛冶の道』
スキル
『岩石魔法Lv.3』(2UP↑)『斧術Lv.2』(UP↑)『思考加速Lv.2』(NEW)『高速演算Lv.1』(NEW)『岩石剛腕Lv.1』(NEW)
魔法
【岩石魔法-ロックバレット 《3》】
【岩石魔法-ロックキャッスル 《2》】
【岩石魔法-ロックバースト《1》】
武技
【体技】[闘戦法 《1》] [闘活法 《1》]
【斧技】[断罪 《1》] [旋竜斧 《1》]
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