第24話ナオミは直美
エヘヘとハニカミながら両手をユニフォームのポケットに突っ込みながら立ち
上がりキリコの方へ正対して肩を竦めていた。
> 「それはね、お互い必要としているシチュエーションが真実の愛だと思うのよ。
」
> 「私はワタシ、幸せの定義を探しに行くわ。」
> ウン!と力強く頷き二歩、キリコに近付いた。
> 「だけど、結婚、結婚てうるさ過ぎなのよね。アタシ自身の事を言うと、恋愛
に憧れてる・・・。」言い終わるとナースコールランプをチラッと確認した。
> 「だって夫と別れてこのかた、子育てに必死だったからね。」
> 「マイセルフの時間が無かった訳よキリコ?」
> 「別れた夫とは然程恋愛をしたという記憶が無いし、リアルに恋愛してみた
いのよキリコ?
> だからちょうど良い時に2人からアプローチがあってホッとしてるんだ!」
> もう無いかもと思ってたもんね。と、両頬を両掌で宛がいちょっと上方へ上
げて視た。
> 「アタシだって捨てたもんじゃないわと
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます