第15話 ブッ飛んでるつばさ

そういえばつばさとは一度きりだが関係した事のある女性で恋人だとおもっ

ていた亮一の考えが古風なのか、ハタマタつばさがぶっ飛んでいるのか、考え出

したらアインシュタインの相対性理論の様で、堂々巡りを繰り返す亮一の頭は飽

和状態だった。

>  何とか執拗に亮一の懐を弄るつばさをねじ込め阪神高速7号神戸線をひた走

るウインダムに乗る亮一がつばさに翻弄されて疲れ切っていたし、亮一の運転す

る車は蛇行していた。

>  ふと、眼を開けると11沌ロングトラックの後部ハネにウインダムのボンネ

ットが潜ろうとしていた。

>  咄嗟にハンドルを左に切る! 弾みで防音防護壁に追突! 

> 慌ててブレーキを踏みハンドルを切った! 刹那前輪がロック!

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