第9話 「プロになるために必要なこと」
以下はColoso社のオンライン講座「完全攻略58講:イラスト初心者からプロへ!業界標準の作画力」のセクション6-1のミニ講座「よくある指導ポイント」で語った内容です。
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今回の「よくある指導ポイント」は「プロになるために必要なこと」です。
●忍耐力
画力を上げキャリアを積んで、プロとして確立できるまでの道のりは辛い時もあります。あまり自分を追い詰めずに、気長に歩んでいきましょう。
私の場合、いきなりフリーで始めたので、最初の頃は絵だけで生活できませんでした。コツコツと少しずつ実績を積み上げてきました。
最初のうちは、色んな会社に営業して仕事を頂いて…という状況でしたが、実績がある程度積めた頃から、営業しなくても注文が入ってくるようになりました。
●向上心
目標を高く持ち、色んな人の良い所を認め、謙虚に見習い続けること。
好奇心と探求心を持つこと。
「自分はまだ上手くなれるんだからがんばろう!」っていう謙虚な気持ちはプロになってからも大切だと思います。優れた人に対する嫉妬心なども、上達のためのエネルギーに換えることもできますね。
学生さんを教えていると、素直な人って成長が早い感じもします。
好奇心と探究心は、絵そのものの魅力にも表れます。色んなものを見たり聴いたり、体験したりする。インプットはまめに行った方が良いと思います。
●自主性
自分に何が必要か、常に探し求めること。
逆に、他人に指示されないと動けない人はプロ活動は難しいと思います。
自分の画風は何が強みで、何が足りないのか、自分が一番よく分かっていることが大事です。自己分析ですね。その上で、先生や友人から、自分に分からないことを気づかせてもらった方が良いでしょう。自分の事が何も分からないから1から100まで教えて欲しい、というようではプロは厳しいですね。
「自分を見つめる」という習慣が大切です。
●人間性
特にフリーランスは仕事を依頼・紹介して頂くことで成り立っています。
他人の気持ちが分かり、思いやれる人間性を磨くことが大切です。
そして、感謝の気持ちを忘れないことです。
私も、フリーになって以来、たくさんの方のご厚意のおかげでプロ活動ができたと振り返ります。
●挑戦心
「何事も挑戦だ」という前向きで失敗を恐れない気持ち。
20年前にイラストレーターになるべく上京して以来、お知り合いも徐々に増えていきました。お知り合いの方たちから「パソコン使えるなら作ってよ」と、CDジャケット一式とか、パネルやチラシ、ホームページなど、有償でデザインの仕事をちょくちょく頼まれるようになりました。
私はその都度「やったことないけどやってみよう」という気持ちで、勉強して、注文者さんとどんな物を作りたいかを相談しながら作ってきました。
現在、東京工芸大学では、芸術学部ゲーム学科でグラフィックデザインの授業を担当しています。もしも、デザイン系の依頼を「やったことがないジャンルだからできません」と断っていたら、今、授業を担当できなかったかもしれません。
「やってみよう」っていう気持ちは、人を大きく前進・成長させるきっかけになると思います。
失敗は、重ねるごとに、筋道が磨かれて成功に近づけますから、恐れる必要はありません。
私も幾つになっても挑戦していきたいと思っています。皆さんも遠慮なく挑戦していってください。
プロになるために必要なこと、以上です。
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