第13話 泥水の用な感情に

泥水の用な感情に飲み込まれれる。

濁流は憎しみとなり怒りを超越し、振り回すナイフのように、誰彼かまず切り刻む。


どうせ、俺なんてという感情となぜ誰でも彼でも優しくしなきゃいけないなんだ。その結果誰からも舐められる。出来損ないのポンコツロボットは増悪燃料に動くターミネーターになりさがり、涙さえ黒く染まるのだ。


世界を滅ぼすRPGのラスボスがいるとするなら矛盾していようだが、それは、誰より優しく誰よりも弱く。きっと純粋なものだったに違いない。

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