第12話 龍の住む部屋

僕の部屋には龍が住んでいる。

白くて大きな龍が天井にいる。


僕は見えないものが見えてしまう。感じてしまう。

その龍はT神社でおみくじの置物を奉っている。


龍は普段は寝ていて基本寝ている。

ちなみに僕の住んでいるところは、ワンルーム畳6畳のしがない部屋だ。


今は龍はパソコンを見ている、僕が書く龍の話を見てくれている。

今は僕の背中についてきた毒をむしゃむしゃと食べている。


結構グロテスクで血だらけだ、龍は満足いったようにまた寝ている。


神様はよく寝る。


立つと頭が当たる、いつものように僕は心に闇を抱えてる。

中二病かもしれない、もしくは穴といったほうがいいのかもしれない。


そこから毒が流れ出す、薬を飲んでるせいか頭がポンコツで何事も上手くはいかないけど、この程度で済んでいるのはこの龍さんのおかげなのかもしれない。


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