スーパースターになりたい

ミュージシャンになりたい

生活のためだけじゃなく

スーパースターになりたい

音楽のためだけじゃなく

じゃなきゃ話にならないから


俺の言葉は響いてない

何を言っても響かない

“なんか偉そうなこと言ってんな”って感じ

“偉そう”に映る


それも仕方がない

俺は不登校の精神障害のニートの引きこもり

ナメめられるのも仕方がない


この世にナメられてもいい人間なんて存在しない、

なんて理屈はたぶんあなたには通じない

だってあなたにそんなつもりはない

つまり無意識

なんてタチの悪いこと


俺がスーパースターになったら

あなたは俺を認めるのかな

大金を稼いで名声を手にして歴史に名を残せば

あなたは俺の話を聞いてくれるのかな


“クズだと思ってたけど見直した”と

あなたはそう考え直すのかな


所詮この世は肩書きが全て

それでもいいから話がしたい


ミュージシャンになりたい

生活のためだけじゃなく

スーパースターになりたい

音楽のためだけじゃなく

じゃなきゃ話にならないから


俺が何を言っても

響かないこと響かないこと

あなたにとっても有意義だろうに

響かないこと響かないこと


いくら無知で無理解で無関心だからって

俺が必死に話をしてることぐらいは届きそうなものなのに

届かないこと届かないこと


自覚がない分厄介だ

あなたはあくまで俺の話を聞いてる“つもり”

俺と話をしている“つもり”

どうして話にならないかわかる?

だって、あなたは“話を聞いてやっている”スタンス


ナメられたくない

俺はナメられてもいい人間なんかじゃないと思いたい

ナメられたくない

俺はナメられてもいい人間なんかじゃないと信じたい


所詮この世は肩書きが全て

それでもいいから話がしたい


ミュージシャンになりたい

生活のためだけじゃなく

スーパースターになりたい

音楽のためだけじゃなく

じゃなきゃ話にならないから

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