二組の双子
薄神てつな
第1話
「サイキックアカデミー」の「スーパーラティブクラス」には男女二組の双子がいた。
男子の双子は猪木七哉と猪木哲弥。
女子の双子は臼井里菜と臼井那々と云う名前であった。
四人ともが特殊超能力学校の最上級組に所属していたが、特に七哉と里菜の成績はずば抜けて優れていた。
七哉の特殊能力は、主に動的移動系の力でテレポート(瞬間移動)、タイムトラベル(時空移動)そして何よりも驚きのパラレルワールド(多元平行宇宙)さえも移動出来る力で、これは彼以外誰も出来る者はいなかった。
方や里菜は対照的に静的操作系の力に優れており、ヒーリング(治癒)、ヒュプノ(催眠暗示)、テレパシー(読心)等を使い熟す事が出来て、対人だけに留まらず、その力はおよそ生ある物は全て、動物、鳥、魚、昆虫、そして植物までもを操る事が可能なのだった。
其々の双子の片割れ、哲弥と那々も決して他の生徒に比べて劣っていた訳けではない。現に二人はクラスの常に3番4番だった。
ただ上位二人があまりにも抜きん出ていたのである。
二組の双子 薄神てつな @nana523
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。二組の双子の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます